全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

地球外少年少女 後編

2022-02-22 04:00:00 | 全英連参加者 2022
地球外少年少女 ポスタービジュアル  日本製宇宙ステーション「あんしん」ですい星との衝突事故に巻き込まれた、月で生まれた子供たちと地球から来た子供たちは、困難を乗り越えて大人たちと合流しようとする。しかし、殺処分されたはずのAI「セブン」の計画により、すい星が地球や「あんしん」に衝突しようとしていたことを知る。「あんしん」がUN2.1に攻撃目標と定められる中、子供たちはすい星との接続を試みる。

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 タグラインにもあるように、「あんしん」の中で人々は懸命に脱出を試みる。様々な障害や妨害が起きる。それらに立ち向かいながら、団結(?)していくこどもたちの様子は、わくわくものである。

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 ステーションとすい星の衝突は、事故ではない
 ある意図の元に仕組まれたテロ

 すい星がステーションに衝突した事件。誰による、何のための行為なのかが、徐々に明かされていく。でも展開が急ぎすぎと感じた。これは批判ではない。前後編2部作ではなく、トリロジーになるようなコンテンツだと感じたのだ。
 ガジェットも楽しいし、絵もきれい。登場人物が徐々に成長していくさまは、6話では駆け足になる。主人公の登矢と心葉の成長と葛藤を、丁寧に描き、徐々にヒーロー、ヒロインとして輝いてくる様子はもっと見たい。そんな感想である。また、テロを企図した集団の一味があの人だというのは、何となく気がついていたが、しっかり本人から表明されるとかなりインパクトは強い。どのような思想の元に、AIセブンの未来予測を読み取り、行動に移したのか。どこまで未来を読めていたのか。この辺りが後編のクライマックスだが、やはり「尺」が足りない印象はぬぐえない。

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 実写・アニメ問わず、毎年”More than expected”の作品に出会うことがある。昨年ならば「サイダーのように言葉が湧き上がる」(アニメ)、「サマーフィルムにのって」(実写)がそうだ。地球外少年少女はNetflixで全世界配信だが、僕はこれは劇場で見るべき作品と思う。間違いなく、「地球外少年少女」は期待以上の作品である。

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