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今年も40%

2007-08-06 05:24:16 | 気になる 大学研究

 昨年7月26日に取り上げた(「222」)私立大学の定員割れ、今年も状況はあまり改善されていないようだ。1日のasahi.comに記事が出ていた。

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【私立短大の6割が定員割れ、過去最悪 4年制私大も4割】
 私立の短期大学で、今年度に定員割れとなった学校の割合が6割を超え、昨年度から1割近く急上昇して過去最悪となったことが日本私立学校振興・共済事業団の調査でわかった。4年制私立大の定員割れ率も昨年度から横ばいの約4割に高どまりしている。「大学全入時代」を迎え、好調な大都市の有力大と、不振が続く短大や地方大との二極化が進んでいる。

 私立短大については、396校のうち365校のデータを集計。今年度の定員割れは全体の61.6%達し、1年前と比べて9.6ポイントも上がった。定員総数は昨年から約3800人減ったが、志願者が約22,000人減の約13万人に落ち込んだことが響いた。景気回復などを受け、4年制志向がさらに強まったことなどが理由と見られる。

 短大の定員割れ率は、これまで00年度の58.0%が最高だった。その後、4年制への移行で定員が減ったこともあって改善していたが、05年度以降再び悪化している。

 4年制私大では、567校のうち559校のデータを集めた。定員割れ率は昨年度より0.7ポイント改善したものの39.5%%で、本格的な改善の兆しは見られない。志願者は昨年度より2.9%、約87.000人増えたが、首都圏や関西の有力大が地方で受験会場を設けるなど入試改革を進めたことが押し上げており、地方の小規模大では志願者減が目立った。

 地域別の定員に対する入学者の割合は、東京地区が118%、京都・大阪地区も112%だったのに対し、四国は84%、中国も89%。大学の規模別では、学生数800人未満で定員割れが目立つ一方、3.000人以上では118%だった。

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 まず、4年生大学の定員割れ率は39.5%と対前年比わずかに改善した。でも、全体の40%は定員未充足ということになる。
 朝日の記事を見た限り具体的な校数は書かれていなかったが、別の新聞(日経等)によれば220校だった。また、入学者が定員の70%に満たない大学は73校である。平成17年度が52校、昨年度が62校なので、今年も10校増加している。なお、最も充足率の低い大学は16%だった。・・・驚愕・・・

 次に短大の定員割れ状況だが、平成17年度が42%、昨年度が51%、今年度が61%なので、これも10%増加ということになる。短大の定員割れ状況が続くのは、ここ1、2年ではないが、厳しい。僕は、少なくとも首都圏で生き残っている短大については、経営はまあ大丈夫だろうと漠然と思っていた。しかし、全体でここまで定員が充足していなとなると、この考えは改めなければダメなのかとも思う。埼玉県南部・東京23区内は大丈夫なのかな。地域の状況が調べてもよくわからない。首都圏という括りではちょっとわからない部分があると思う。

 新聞記事を読み、気になったのは、4大では567校中559校のデータで未回答・未回収?が8校あること。短大も396校中365校のデータでこれも未回答・未回収が31校あること。これはどういうことなのかな、おかしいなあと思って、元データを調べてみたところ、これらは...
 ①通信教育部のみ設置する大学3、短期大学1
 ②株式会社が設置する大学3
 ③募集停止の大学2、短期大学30
 で、データからは除外ということだった。ただ、調査対象外としても、②は未充足、③は定員割れだから募集停止と考えるのが妥当だろう。

 財団のウェブサイトから資料をDLした。学校で印刷し、進路部の資料にしようと思う。もちろん僕も印刷して勉強しよう。
 日本私立学校振興・共済事業団のウェブサイトはこちら。資料は、私学振興事業本部のページにあります。
 http://www.shigaku.go.jp/

 …夏休みの勉強が一つ増えた。。。

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