例年通りにはならないのです。

　先週火曜日朝、出勤すると机上に1学年主任から一枚のメモ。

「急でごめんなさい。木曜6限、学年集会＠体育館です。
「映像を使います。放送部にプロジェクターと、マイク2本準備をお願いします。

　「もうちょっと、早く... 」と思った。でもなんとかしなくては。

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　放送部の現有勢力は3年生11、2年生9、1年生7の27名体制で、文化部としてはかなり大所帯である。
　3年生は一応の部活動の区切り（世間では「引退」 、本校では相談役就任）をつけた。今年は区切りの体育祭も、NHK杯全国放送コンテスト埼玉大会もなしである。活動の中心は2年生。部長、副部長、会計3役も2年生である。

　例年ならば今回の依頼は、「了解。担当学年の生徒を先生のところに参上させます。」で終わる。しかし今年は違う。
　6月22日（月）学校は分散登校から一斉登校に移行した。学校も生徒たちも、少しずつ新しい日常（学校生活）を作りつつある。しかし部活動には制限が設定されて、例年並みの新入部員勧誘、部活動もできずじまい。
　日常の部活動は週3回、1日1時間以内である。放送部各部員は週3回の放送室入室、お昼の放送を実施している。新入部員の器機利用、アナウンス練習もままならなかった。

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　木曜日昼食後、1年生2年生総掛かりで準備した。臨時にプロジェクター係、講師PC係、調整室詰を決めて1年生が仕事をした。OJTが充分とは言えない状態で学年集会の運営をした。集会中も集会後（後片付け）もちゃんとできたとの報告を受けた。学年主任からもお褒めのお言葉をいただいた。

　ひとまず無事débutできてよかった。