月9枠。これまで、いわゆる「トレンディードラマ」と呼ばれる男女の恋愛を中心としたドラマを、フジテレビが放送していた時間帯である。
今、この枠で、西遊記を放送している。
キャストは以下の面々。
孫悟空:香取慎吾
沙悟浄:伊藤淳史
猪八戒:内村光良
三蔵法師:深津絵里
僕は、昔の西遊記の方がよかった。堺正章、岸辺シロー、西田敏行、夏目雅子の方がよかったなどと言うつもりはない。
香取慎吾の孫悟空も見ていて楽しい。はまり役だと思う。堺正章と比較すると、大ザルって感じ。
*****
番組の終わりの方で、孫悟空を始め、三蔵法師のお付きの三名(三匹)が暴れるシーンがあった。(第1回放送) 見ていて、「あれ」って思ったことがある。このシーン以外でも感じたことなんだけど、、、
音楽が…ゴダイゴじゃない。
当たり前だ! ! !
さて、このシーン。僕はTVを見ていて、これが頭の中でかかっていた。
♪Born from an egg on a mountain top
The punkiest monkey that ever popped
He knew every magic trick under the sun
To tease the Gods...
Monkey Magic, Monkey Magic,
Monkey Magic, Monkey Magic...
何で?
自分でもびっくりである。西遊記=ゴダイゴ?
*****
今回このエントリーを書くために、あの歌の歌詞を調べてみた。…何と、ほとんど間違えなく覚えていた。
NTVで西遊記が放送されていたのは1978年か'79年。ずいぶん前になる。再放送も何回かあったのだろうが、僕はそんなに見ていた記憶はない。でも、覚えている。あのころゴダイゴはすごい人気だった。音楽番組やその他いろいろなところで刷り込まれていたのかもしれないな。
でも、西遊記=ゴダイゴとは...
*****
音楽という媒体を使い、耳から音を入れ、口を動かして覚えてしまう。それが不確かな歌詞でも、ある程度繰り返すと定着する。精度が上がる。
この歌を、歌詞の文字情報を最初に見て、文字情報を見ながら曲を聴き、歌うのは難しい。本当の歌詞を見たら、一つ一つの単語をきちんと発音しなければならないという意識が働き始め、なかなか歌えない。サザンオールスターズの歌も、「音符一つに言葉がいっぱい」的なものがある。あの感覚と似ていると思う。
母語以外の歌の歌詞を、文字情報で記憶するよりも、音声情報から記憶した方が定着がいいとは言い切れない。程度にもよるだろう。でも、こんな場合もあることのいい見本である。同じような記憶の仕方。僕はカーペンターズの歌も、このスタイルで頭に入っている。
月9ドラマ。
おもしろいことを考えさせてくれるものだ。。。
今日のエントリのタイトルは、この番組のテーマソングを歌っているユニットの名前です。(スペルミスじゃないですよ。)
『Around The World』MONKEY MAJIK binyl records / avex trax