第一報を聞いたのは、1日(日)夜だった。
NHKニュースで『宮崎駿監督が...引退』という言葉を聞くまで、大変不謹慎だが、僕は宮崎監督が病死したか、自殺したのではないかと思った。
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今作、『風立ちぬ』は何をどう言っても、従来の宮崎アニメの世界(観)とは違う。公開前のプロモーションや、監督のインタビューを見ていても、何か、「やりきった感」がビシビシ伝わってくるようで、気になっていた。
制作中に東日本大震災・福島第一原発事故が起きた。宮崎アニメの一ファンの視線、感覚で行くと、アニメという架空の世界、それを作る人々のところに現実がなだれ込んできた。ナウシカではないが、カタストロフィックなことが起きた。時代に追いつかれた。現実の方がどうしようもなく、どうしようもないことに刮目せざるを得なくなった。そんな感覚を、監督は感じたのではないか。エンドロールの <FIN> が見えた。僕にはそう思えたのだ。
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本日引退会見のようだが、何にしても、お疲れ様でした。それと、サンキューといいたいと思う。