全英連参加者のブログ

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学習指導計画書

2017-03-01 04:00:00 | 教師の仕事 2016

 どこの学校でもそうだが、1年間ある科目を教える場合、月ごと、学期ごとに指導目標・項目をまとめて記入し、管理職の決裁を受ける書類がある。学習指導計画書という。

 これはあくまでも計画書であり、どんなにカレンダーと睨めっこして授業時間数・授業進度予定を立てても、予定通りに進むものではない。インフルエンザの流行で生徒の出席停止が多くなれば、授業進度は変更になる。そうでなくても、生徒の理解度により、授業進度は微調整される。そんなことは、普通に考えれば誰でもわかる。翌年以降への引継も考えて、年度末に、「計画」と「実際」がどの程度の差異があったのか確認するために、実施内容の報告をすることになる。今がその時期である。
 ただ、まれにだが、ほんとに実施計画の時間数で、予定されていた授業内容が「できて」しまうこともある。 そんな時は「予定通り(終了)」でよさそうなものだが、「予定通り(終了)」と書くなと指示が出ている。確認作業が雑だと思われても困るから、もしくは教科担当者がきちんとふりかえりができていないからだという。

 そこまで疑うのならば、毎日見学に来ればいいだろうと思う。
 ・・・無礼な話である。

 公文書に虚偽記載を指示していることにもなる。
 ・・・犯罪ではないか。

 形式主義に堕落したといわれても、反論ができなかろう。
 ・・・存在意義が揺らいでいることになる。無駄である。

 自分の教師キャリアの一番最後の報告のときには、「予定通り終了しませんでした」と書いてやろうかと思っている。

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