1月26日(金)、今春の選抜高校野球出場校が決定、発表になった。翌27日(土)、去年と同様コンビニでスポニチを購入、データを調べてみた。
第96回大会の出場は32校である。
内訳は公立5、私立27。公立が15.6%。昨春は記念大会のため36校出場。公立8(県立のみ)、私立28。
今春の公立は道・県立のみ。下線の2校は21世紀枠。
宇治山田商(三重)、耐久(和歌山)
阿南光(徳島)、別海(北海道)
田辺(和歌山)
学校名に専門学科名・総合を含む高校
2校。下線は私立高校。昨年は3校。
宇治山田商(三重)、愛工大明電(愛知)
学校名に工商等を含まない専門学科設置校、普通科と専門学科併置校もあるが、ここでは除外した。
愛工大明電は普通科と情報系学科の併設校。厳密な分類では工業高校ではない。
私立高校のうち、大学の付属・係属・系列校
15校。昨年は15校。
運営法人が同一のものもあるが、そうでないものもある。
名前ですぐわかる(校名に含まれ、想像できる)例もあるが、埼玉県の野球ファンの感覚ではちょっとわからない大学もある。
北海(北海道,北海学園大、北海商科大)●
青森山田(青森,青森大)
八戸学院大光星(青森,八戸学院大)
作新学院大(栃木,作新学院大)
山梨学院大〔山梨,山梨学院大学)
高崎健康福祉大(群馬,高崎健康福祉大)
中央学院(千葉,中央学院大)
愛工大明電(愛知,愛知工業大)
星稜(石川,金沢星稜大)
大阪桐蔭(大阪,大阪商業大)
京都外大西(京都,京都外国語大)
創志学園(岡山,環太平洋大・ 東京経営短大)
高知(高知,高知学園大・高知リハビリテーション専門職大)●
明豊(大分,別府大)●
東海大福岡(福岡,東海大)
●調べたから「そうなんだぁ」と思うレベルである。
生徒数の多い学校
全校生徒数1000人以上は13校である。昨年は20校。
全て私立高校。埼玉県の公立高校の基準(以下同じ)では、40人×9クラス×3学年でこれくらいの数字になる。
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3000人以上 作新学院(栃木,3537) 2000人以上 愛工大明電(愛知,2247) 関東第一(東京,2218) |
生徒数最大:作新学院高校
高校野球強豪校(通学制)だと、作新学院か仙台育英が生徒数が多い学校である。
1000人以上
10校
大阪桐蔭(大阪,1828)
星稜(石川,1636)
常総学院(茨城,1629)
神村学園(鹿児島, 1387)
熊本国府(熊本,1321)
高崎健康福祉大学高崎(群馬 ,1292)
豊川(愛知,1276 )
北海(北海道,1180 )
山梨学院 (山梨,1064)
青森山田 (青森,1059)
生徒数の少ない学校
全校生徒数500人未満の学校が1校。昨年は5校。40人×4クラス×3学年でこれくらいの数字になる。下線が公立高校。
宇治山田商(三重,510)
明豊(大分,508)
阿南光(徳島,480)
別海(北海道,257)
京都国際(京都,128)
生徒数最小:京都国際高校
生徒数の平均値
平均値は1069.97人。中央値は895.0人。参加校数が偶数なので、中央値の学校は存在しない。八戸学院光星(青森,921)と学法石川(福島,869)の間である。
なお、設置者別の生徒数の平均は、道県立が520.80人、私立が1171.59人である。
男子生徒の中で、野球部の生徒が多い学校
野球部員の数を男子生徒数で割り、割合を算出した。ただし、スポニチの集計は記事を読む限り、部員数はマネージャーの数を含み(以下同じ)、性別は不明。従って数字はやや不正確である。
男子生徒の10%以上とみなせるのは16校である。昨年は13校。下線は公立高校。
京都国際(京都,59.38%)
広陵(広島,35.92%)
明豊(大分,25.66%)
宇治山田商(三重,21.70%)
八戸学院光星(青森,18.13%)
日本航空石川(石川,17.96%)
敦賀気比(福井,17.26%)
創志学園(岡山,16.81%)
高知(高知,15.22%)
近江(滋賀,14.88%)
別海(北海道,14.07%)
京都外大西(京都,13.98%)
東海大福岡(福岡,13.59%)
高崎健康福祉大高崎(群馬,13.52%)
神村学園(鹿児島,11.99%)
学法石川(福島,11.86%)
32校の野球部員数の平均値
55.0人である。最大値は広陵(兵庫)の102人、最小値は別海(北海道)の19人。同校の19人には女子マネージャーを含む。
全校生徒中女子率最大
神村学園(鹿児島)の78.95%である。なお、最小は男子校の報徳学園(兵庫)を除くと、阿南光(徳島)の24.58%である。
男女人数差の小さいのは、京都国際(京都)で男子64人、女子64人で同数、差がない。
男子生徒数最多・女子生徒数最多
作新学院(群馬)の1797人、女子生徒数が最も多いのも同校で1740人である。
報徳学園は、以前は生徒数が1000人を超えていたが、現在は900人台である。
昨夏の甲子園出場校について
2023-08-05、「令和5年 夏の甲子園出場校」
昨春の甲子園出場校について
2023-02-05、「令和5年 春の選抜出場校」