あの貞子が帰ってくる...『貞子3D』
映像が目に浮かぶ。でも、例のシーン以外に注目点はどこだろう。そんなことを考えながら、チラシを読んでみた。読むんじゃなかったと、ホントに思った。
”S”の復活
1998年、日本中を恐怖の渦に包み込んだ『リング』。シリーズ化、ハリウッドリメイクを経て、鈴木光司書き下ろしのシリーズ完全最新作が、ついに3Dでスクリーンに蘇る。”呪いのビデオ”は”呪いの動画”となり、ネット社会となった現在、貞子はどこからも這い出す術を身に付けた。テレビから、スマホから、パソコンから、街頭ビジョンから、あらゆる所から飛び出し、襲いかかる。クラウド内を自由に移動できる貞子から、もう逃げる術はない!
あのねえ...
この宣伝を書いた人間は、何でこんなことを書くんだろう。言葉は悪いが、頭が悪い。この映画、何がアピールポイントなのかわかっているのだろうか。
『貞子は、どんな風にTVから出てくるのかな?
『TV以外は、どこから出てくるんだろう?
(どんな風に怖がらせてくれるのかな?)
このドキドキ感こそが、この映画の売り、客の楽しみじゃないか。どこから出てくるか書くなんて、余計なお世話である。これ以外に貞子が出てこなかったら、ネタばらしもいいとこじゃないか。
もう一回。
余計なお世話だよ。