英語の教科書で、久しぶりに．．．

　平成25年度から使用の高等学校英語教科書。現在採択見本が職場にも徐々に届きつつある。時間を見て、できるだけ読むようにしている。
　過日、久しぶりに、「これは読みたい」「読ませたい」と、思うものがあった。

UNICORN English Communication 1 文部科学省検定済教科書　高等学校外国語科用 （109文英堂　コⅠ319）

　最初だけ紹介させてもらうことにしよう。以下引用（英文）である。

Lesson 1　This is ME
　Who am I?  Can you guess?  You can never see, touch, or hear me, but I am always with you.  I am flowing not only around you but also inside you.  You cannot grow without me.

　（私は誰でしょう。わかりますか。あなたは、私の姿を決して見ることはできません。触れることも、耳にすることも。でも、私はいつもあなたとともにいます。
　私はあなたの周囲、そしてあなたの中を流れています。私がいなければ、あなたは成長できないのです。）
　日本語：僕・全英連参加者による。

　どうだろう。いい感じではないだろうか。私が私自身のことと、あなたとのかかわりを語るものだ。リズムがよく、とても読みやすい英文だと思う。
　レッスン1は、4セクションに別れ、それぞれ100語程度の英文である。出典を探したのだが、教科書に特記されていないので、執筆者の誰かが書いたものなのだろう。すごいな。

　教科書の最初のレッスンは、その教科書の印象を決める。こんなに強い印象を与える教科書にぶつかったのは、久しぶりだ。20年位前、一橋出版のGreen Cover English I以来である。