ネアンデルタール人と現生人類(のご先祖)交配
新聞、ネットサイトが取り上げたのは、現生人類(ホモ・サピエンス)とネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)の交配*(交雑と記載しているものもあった)の可能性についてだ。
…思わず飛びついた。p(^o^)q
記事によれば、、、
少なく見ても、調査対象とした現生人類の遺伝子構造の1%~4%はネアンデルタール人由来である。
現生人類とネアンデルタール人は中東地域で交わった可能性が高い。従来の研究では、交配が起きたのはヨーロッパが第1候補地と考えられてきたが、実際には現生人類がアフリカから旅立った直後である。
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どのような経緯で交配したのかは、面白い記事がNational Geographic日本語版のウェブサイトに掲出されていた。
…引用ここから
ネアンデルタール人と現生人類は一晩だけの関係?
研究チームによると、ネアンデルタール人と現生人類が異種交配した期間は、現生人類がアフリカを旅立った直後、さまざまな民族集団に分かれて世界中に散らばっていく直前だという。最初の交配は約6万年前の中東地域で発生したと考えられる。アフリカに隣接しており、2つの種が一時期共存していた考古学的証拠も存在するという。
研究チームのライヒ氏によると、2種間で生じた遺伝的影響には大規模な異種交配は必要ない。「ネアンデルタール人と現生人類は一晩だけの関係だったのかもしれないし、異種間のあいびきを何度も重ねていた可能性もある」。
…引用ここまで
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僕のネアンデルタール人への興味は、彼らの言語能力への興味といっていい。引用にあるように、「一晩だけの関係」だといろいろな状況があり得るが、「異種間のあいびき」ということになれば、ある程度コミュニケーションが成立していたと考えていいのだろうか。
Scienceの記事(PDF)をDLして、読もうと思ったのだが、読み切れていない。専門用語だらけでかなり難しい。でも、時間をかけて辞書を引きながら、コツコツと読んでみようと思う。
*英語ではinterbredなので、どちらにも訳せる。