【読売 8月14日11時16分】
東京などで大規模停電、「ゆりかもめ」は運転再開
14日午前7時38分ごろ、東京都内の広い範囲と、横浜市や千葉県浦安市などで大規模な停電が発生した。
停電は同9時半ごろまでにほぼ復旧したが、交通機関に大きな影響を与えている。
東京メトロ銀座線、日比谷線、東西線、千代田線、半蔵門線、南北線で一時、運転がストップし、ダイヤが乱れている。このほか、JR埼京線や中央線、総武線、京葉線、武蔵野線、京王線・井の頭線でもダイヤが乱れ、都営浅草線、三田線、新宿線でも遅れが出ている。新交通システム「ゆりかもめ」も一時、運転を見合わせていたが、再開した。
東京電力によると、東京都江戸川区と千葉県浦安市の間の旧江戸川でクレーン船が送電線に接触したためという。
【朝日 8月14日11時07分】
広域停電で政府が情報連絡室を設置
小泉首相は14日朝、首都圏の広域停電について適切に対応するよう秘書官を通じて関係省庁に指示した。政府は午前8時半、首相官邸の危機管理センター内に、原因究明などのための情報連絡室を設置した。
首相周辺は同日朝、停電の原因について「送電線は復旧し、これ以上、被害が広がることはないのではないか」と語った。
【産経 8月14日9時58分】
≪官邸に情報連絡室設置≫
政府は14日午前8時半、東京、神奈川、千葉など首都圏で発生した広域停電について、首相官邸内危機管理センターに情報連絡室を設置した。小泉純一郎首相、安倍晋三官房長官とも官邸に入る予定はなく、電話で秘書官からの報告を受けた小泉首相は「ちゃんとやってくれ」と指示したという。官邸の連絡室では発生後から野田健内閣危機管理監、安藤裕康官房副長官補らスタッフが情報収集にあたった。
ここまで各社ウェブサイトから引用させていただきました。
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停電が発生したのが7時40分前後、首相官邸に内閣危機管理監が入ったのが、8時半より前。1時間かかっていない。やっぱりテロの可能性も否定できないのならば、危機管理監も出勤することになるんだろう。
しかし送電が止まったら、都内、横浜(政令市)、浦安市などで大規模な停電が起きる。もちろんこの域内の公共機関(病院、警察、放送局等)は自家発電装置があるのでそれほど影響は出ないかもしれないけど、これがもしも事故でなかったら、同時に数カ所で同じことをすれば、電気を切られた首都圏から情報は発信できないし、被害状況も受信できない。少なくとも、行政機関が情報を発信できても、域内の一般人が受信できないのでは、ないのも同じである。
これはかなり首都機能がしびれることになる。穏やかではない。もちろん笑い事ではすまされない。
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こんな停電いつ以来かな。
午後までの報道を見ると、今回の停電は東京中心に139万件の大規模だったようだ。一部金融市場に影響も?とあった。すごいことなんだなと思う。いくつかサイトを見たりニュースを調べたら、これほどの大規模停電は、昭和62年(1987年)7月23日以来だそうだ。カレンダーで調べてみると木曜日。記憶をたどってみて、あることを思い出した。あの日は夏休みになって最初の週で、出張をしていた。確か、最初に受け持った卒業生の進学先大学の学校説明会だった気がする。。。妙なことを思い出すものだ。
規模は全然違うけど、小松左京の首都消失を思い出した。