報道と情報と。

朝のニュースにて。


不明となっていた少女を監禁していた男が逮捕されたとのこと。


少女が無事で良かった。心のケアは専門家に任せよう。


しかしその逮捕のきっかけになったのが「少女漫画を持った不審者が居る」と通報を受けたからと報道は伝えている。


ヲイヲイ、男性が少女漫画を持っていただけで不審者なの？（苦笑）


確かに、関係者としてはどんな些細な情報でも構わなかったんだと思う。
この場合疑うことは決して間違いではない。

事件によって警戒が強まっているのは報道によって知られている。
たとえそれで間違われたとしても、腹は立つだろうが『この状況だから……』と納得するものだろう。


「不審者通報」からの流れで捕まったのはわかるけど、不審者の特徴においてそこをチョイスして報道するから『ヲイヲイ』って思ってしまう。

不審者っぽい人物がたまたま少女漫画を持っていただけにしても、報道でそこをピックアップして流さなくてもいいんじゃないかと。


そして、いくら警戒中でもそんな通報で警察が動くんだ……とも思った。
民事不介入では重大事件になりかねないことでも動かないくせに。


世の中にはいろんな趣味を持つ人が居る。

私はブックオフで男子・男性が少女漫画コーナーで立ち読みしていても全く気にしない。

むしろ少年漫画コーナーに居る女子・女性に対して挙動不審な行動を取る男の方が気になるよ。


報道の自由もあるだろうけど、読みたいものを読む自由もあるものだよ。


あと、雑誌編集者とか役者とか、仕事の都合で少女漫画を持っている人だって居ると思う。
いくら有名でも「顔」が知られていなかったらそれもやっぱり『不審者』になるんだろうか。


自由の範囲は広い故に、どこで括るかは難しいところであろう。