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アリオラムスの頭骨を観察しよう(8)





それでは、Gaston社の「復元」頭骨レプリカ、つまり全身骨格の頭はどうなのだろうか。「産状」と「復元」ではなくて、「復元」ver.1とver.2ならば、実はver.2の方が正確だったりしないのだろうか。

そこで2012年の写真を見ると‥‥orzである。少なくともmaxillary fenestraと後眼窩骨については、やはり残念なことになっている。maxillary fenestraは前眼窩窩の前縁に近づけられている。後眼窩骨の角状突起は「産状」ほど盛られてはいないかもしれないが、眼窩下突起は明らかに作られている。
 こんなことで私のアリオラムス愛は揺るがないが、惜しいことである。世の中には知らない方が幸せなこともある例かもしれない。それにしても、すばらしい頭骨ですね。
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