電車の中の迷惑行為として、「騒々しい会話・はしゃぎまわり等」がトップのようだ(日本民営鉄道協会の調べ)。回答総数は2,913人。
「携帯電話・スマートフォンの着信音や通話」、「ヘッドホンからの音もれ」も上位を占める。音に関する迷惑行為が多くの人にとって不快ということだ。
しかしながら、田舎の電車は、それに輪をかけて、車内アナウンスや駅の構内放送がうるさい。まだ町は寝静まっている早朝、乗客などほとんどいないホームに、でかい声でアナウンスが流れ電車が爆音ともにやってくる。それに車内アナウンスが重奏。甲高い発車のベル。
目の不自由な人のためというのはわかる。また耳の不自由な人のための爆音でもあるのかもしれない。
それでも、迷惑な音には間違いない。長い通勤時間を使って、英語のディクテーションの練習をしているが、イヤフォンから流れる音をかき消して列車内外に爆音のアナウンスが響きわたる。MP3プレーヤーの音が全然聞こえないのだ。
JR鉄道の安全は、多くの働く人たちによって守られている。安全は今のところ保たれている。それがえ永久に続くと思ってはならない。早朝のホームに流れる爆音。これが普通だと慢心してしまうことにこそ、重大事故の入口がある。危険や異常を感知する感性が失われれば、多くの些細なことがつミロ重なって重大な事故につながる。何のためのサービスか。JRよ。初歩に立ち返れ。