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tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ミスド哀歌

2018-03-01 23:29:26 | cafe

都会の雑踏を逃れてミスドでほっと一息。朝食が遅かったから、ドーナッツとコーヒーの軽めのランチ。
昼食時で店内は混んでて、横並びの長椅子も満席。小さな子供たちも、行儀よくならんで腰かけている。

隣の席の今風の女子。おもいっきり「ズズズ~」と麺を吸い込む。豪快だ。
吸い込んではフォークを置き、スマホ画面に見入り、そしてまた「ズズズ~」。
気管支が弱く、すぐにむせてしまうぼくにはできない芸当。
日本の豪快で伝統的な食文化。

この食べ方にケチをつける、けつの穴の小さいケトウども(ぼくを含む)がいる。「ズズズ~」に始まる「くちゃくちゃ」とかの咀嚼の音は日本の伝統文化だ。某国営放送でも、グルメ放送となればうら若き美人の女子アナたちが、口に食べ物を入れたまま、なにごとかをくっちゃべる。

訪日外国人観光客(ぼくを含む)に嫌われ、「ヌードルハラスメント」と呼ばれる豪快に麺や汁物をすする日本文化。
この音による軋轢を解消し、すべての人に楽しく麺を食べてもらおうと、インスタントラーメンの雄、日清食品はトイレメーカーと共同で音を隠せるフォークを開発中とのこと。

フォークの柄に集音マイクを搭載。マイクが麺をすする音を検知するとスマホに信号が送られ、専用アプリを通じて効果音が流れる仕組みらしい。
麺をすする音は、物体が高速で駆け抜けていく際の「ジェット音」。

たぶん、小川のせせらぎのような疑似音では無理だろうから、いっそのこと「中華料理の調理音」そのままの騒音にしたらどうだろう。日本のラーメン屋は、麺を茹でる音、注文を受けたオヤジのだみ声、食器をがちゃがちゃと洗う音。そして客がラーメンをすする音。こうした音のシンフォニーが日本のラーメン屋を演出する。
ミスドのしゃれたBGMには、ラーメンをすする音はミスマッチなのだ。
ラーメン屋の店内の音、うるさいけど、気持ち悪くなるような音じゃないはず。心からのおもてなし。


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