松江路の古い商店街が並ぶ一角にその店がある。行天宮にお参りした後はその路地に入り込み、連なる軒先に野菜や果物などを出して販売している商店街をのぞきつつ、そのお店で一休み。
台北に来るのは、日本で花粉が舞い始めるのを避けてくるから小正月(元宵節)のころ。
街中を歩いていると汗ばむが、現地の人たちはまだダウンジャケットに身を包んでいる。
台北で好きなお茶のひとつ。中国式のジンジャーティ。この店でこれを頼むと中国式かと念を押されたうえで、たっぷりとハチミツが入ったキンカンショウガ茶が出てくる。
台北の古い街並みの人通りを見ながら飲む、あったかくあまいお茶。
みしらぬ現地の老人が、ほほ笑みながら日本語で話しかけてきたりする。
台北に住んでもいいなと思えるひと時。