人間の祖先は泳ぐサルだったとする進化説(水生類人猿説)がある。
水の中で暮らしていたから2足歩行になり、体毛がなくなったという説だ。
その根拠の一つは”除脈”。アザラシやビーバーなどの水性哺乳類は、陸上にいるときよりも水中にいるときの方が、心拍数が減少する。息をしなくても酸素不足に陥らないための生理的なメカニズムだ。
この”除脈”は、何もつけずに水中を深く潜るフリーダイバーにも普通に見られる。映画「グランブルー」で知られた天才ダイバー、ジャック・マイヨールなど、水中深く潜るダイバーの潜水中の体調変化を調べて分かったことだ。
この水生類人猿説は、1942年にドイツの解剖学者、マックス・ヴェシュテンヘーファーが提唱し、1972年に英国の放送作家、エレイン・モーガンが取り上げてベストセラーになった。アクア説(Aquatic Ape Hypothesis: AAH, Aquatic Ape Theory: AAT)とも呼ばれる。
およそ500万年より以前の、ミッシングリンクと呼ばれる時代におけるヒトにつながる進化の過程についての仮説のひとつである。
「野生状態の成熟したメスは、たいてい、子をはらんでいるか、生まれたばかりの子に乳を与えているか、どんどん重くなるチビをぶら下げて自由に身動きがとれないかのいずれか」
だった。
熱波に襲われ、干ばつに見舞われた鮮新世(約500万年前から約258万年前)は、食料も得にくく、メスたちは逃げ場として海を目指した。
海に入れば、外敵に襲われることも無く、貝や魚などの食料もある。メスたちは貝を割って食べるため、石を使うことで「道具の発見」に至る。また、水生生活をするうちに体毛を失い、その代わり体を保温するための皮下脂肪を蓄えたのだ。
そして、水中から顔を出す姿勢から、自然と直立姿勢を覚えた。・・・体毛が失われたにもかかわらず髪の毛が残ったのは、水中で何人かの子供を捕らえておくのに必要だったからとも、あるいは、水上にでている頭を紫外線から守るためとも言われている。
・・・そうなんだよね。背泳ぎのスタートで水没するぼくを横目に、女性たちがスイスイ泳いでいけるのは、一つは皮下脂肪による浮力、もう一つは、肩の関節の可動範囲の広さによるんでつよね。
っつうことは、オスって当時、あんまり進化してなかったってこと?
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