前日の「春の嵐」と打ってかわって、この日は雲一つない快晴の天気。これまでになんどか大道芸のベリーダンスシーンを撮らせてもらっているが、屋内か、あるいは、曇天のことが多かったので強い日差しの下での撮影は初めてのことだった。
実は天気が良すぎるのも写真を撮るには困りものだ。頭上にある太陽が、ダンサーたちの顔に影をつくってしまう。影を消すには、レフ板を用いて影の部分を照らしてあげるのが望ましいが、大道芸の撮影では無理。あるいは、スピードライトをたいて日中シンクロさせるなどのテクニックが必要となる。
だが、スピードライトとは言え、発光の準備が整うまで時間がかかり、ここぞというシャッターチャンスを逃してしまいがちだ。加えて、パフォーマーにとっては、至近距離からスピードライトをガシガシたかれるのはいやだろう。
この日は、人垣を背景にダンサーたちを撮るつもりでいたので、スピードライトは使わずに一番明るいレンズを選び、絞りを開けてやわらかく背景のボケを利用した写真を撮るつもりでいた。
しかし、被写体が日陰から日向へと目まぐるしく動き、このため、露出の設定に苦労。しかも、ポジションが悪く、人垣の隙間ごしにノーファインダーでの撮影だった。フレームアウトや、露出オーバーの写真の山を築き、なんとか撮れたのがアップした写真。
昨年は屋内での撮影だった。屋内は屋内で、手ブレ、被写体ブレで苦労した。なかなか、思ったように写真が撮れないから、来年への課題になっていく。
写真は、「何をどのように」ではなく、「なぜそれを撮るか」が大切だ。
ぼくにとって、いつも失敗ばかりのベリーダンサーの写真。
これがぼくの大道芸写真撮影のモチベーションになっている。
いったい、いつになったら、思い通りに写真が撮れるようになるのだろう。
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