tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

罪滅ぼしになるとすれば

2011-04-07 22:49:47 | プチ放浪 海沿い編

 
 
 
 

こんな時に、海の話をすればひんしゅくをかうに違いない。3.11の巨大な津波は、多くの人にトラウマを残し、まさに最悪の悪夢をもたらした。もう、海岸付近には近づけない。そんな気持ちを抱く人もいるだろう。
こうした人々に気を使って、下田ダイバーズのガイドたちは、それぞれのブログに水中写真ではなく、花の写真を掲載している。写真で癒されますようにと。
だが、生物にとって海は生命の起源。海と人間は切っても切れない間柄だ。いつかは、こうしたトラウマを断ち切って、海と向かい合わなければならない日がやってくる。

ダイバーとしてブログを書くのは、海の中の素晴らしさを多くの人と共有したいからだ。海に潜って得た感動を少しでも伝えたい。そんな思いが前にもましてこみあげてくる。このブログの記事や写真を読んで不快に思われる方は、どうかぼくのわがままを許してほしい。

その日の成田空港は、大地震に恐れをなした在日中国人たちで異常なほど混んでいた。
「日本から出られればどこでも構わない」というチャイニーズや、空席待ちのため空港に泊り込んでいるコリアンの若い女性たち。それに加えて、計画停電でズタズタになったJ­Rの列車運行に対応するため、出発の何時間も前に空港へやってきた春休みの旅行者たち。
DELTA航空のカウンターに並ぶ難民のような列は、ノースウィングからサウスウィング近くまで伸び、それを記念にとビデオで撮影しながら歩き回るヤンキー娘たちが相次いだ。
出発ロビーはすべてのフロアーに人があふれ、物流が止まった影響でマクドナルドでは、商品がいくつか提供できない状態になっていた。

そんな中で、かろうじてたどり着いたパラオ。ダイビングのクラブハウスには、同胞が震災で苦しんでいるこの時期にのんびりとダイビングなんぞをしていることから、非国民とののしられる­ことを覚悟の上の日本人旅行者たちが集まっていた。罪滅ぼしになるとすれば、ぼくらの選択が究極の日本の節電への協力・・・になることだろうか。


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