山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

大日三山(その1)

2009-10-26 | 北アルプス
9月25日、東京から夜行バスで室堂まで入りました。
26日の朝7時に立山町到着です。
美女平から立山高原ルートを走ります。
室堂が近くなるとバスの両側に紅葉が見えてきました。

立山高原ルート

バスは左右に大きくカーブしながら走ります。
時間が早いので、車は走っていません。
鮮やかな紅葉が始まっていました。



赤いのはナナカマドのようです。
カーブを曲がるたびに景色が変わります。
窓を開けると空気がひんやりしていました。



バスの車窓からの風景です。
クサモミジも始まっていました。
空が少しずつ明るくなってきます。
天気は期待できそうです。

剱岳

突然左側に剱岳が姿を現しました。
バスの座席は右側です。
左の人の頭越しにシャッターを切りました。
タイミングよく写っていました。
この日の10日前に登った山です。
早月尾根は手ごわいルートでした。
登った山が見えると感慨深いものがあります。


室堂

室堂(標高2450m)に到着です。
今回は女性1人を含めて6名のパーティです。
時間は午前8時です。
立山もやっと目覚めたばかりのようでした。

立山

右が雄山(2992m)です。
頂上に建物が見えます。
ここには雄山神社があり、お祓いを受けることができます。
その左が大汝山(3015m)、一番左が富士ノ折立(2999m)です。
この3つを総称して立山と呼んでいます。

湧き水

ここには美味しい湧き水があります。
立山トンネルを掘った時、湧き出した水をここまで
引いています。
ここで水を補給して歩き出しました。

クサモミジ

一面のクサモミジです。
正面の山がこれから登る大日岳です。
左奥に剱岳が少し頭を覗かせていました。
雲がとれて少しずつ青空が見えてきました。

大日岳とみくりが池

この池が「みくりが池」です。
大日岳とツーショットで写してみました。
水はきれいに透き通っています。


立山とみくりが池

今度は角度を変えて立山をバックにしてみました。
水の色はその都度変化します。
室堂にはたくさんのホテルがあります。
ホテルに泊まってこのあたりを散策する観光客も
多いようです。

地獄谷

これから地獄谷に向かいます。
下に見える白いところが地獄谷です。
ガスが噴出しています。
ここまで硫黄の匂いがしていました。



噴出するガスで近くの山には木や草が生えていません。
風によってガスの向きも変わるようです。
空はきれいに晴れてきました。




かなり近くまで降りてきました。
「ガスに注意してください」とアナウンスが流れています。
しかし、通行止めにはなっていませんでした。
口にタオルを当てて歩きました。
向こうに見える杭のようなものは遊歩道です。



歩いている足元にはお湯が音をたてて噴出しています。
熱気がすぐ近くまで漂っていました。
火山ガスには硫黄や亜硫酸ガスが含まれています。
非常に危険なガスです。
鼻と口をタオルで覆って足早に歩きました。