山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

唐松岳・不帰嶮(1-4)

2009-10-01 | 北アルプス
シモツケソウ

シモツケソウが咲いていました。
花がだいぶ終わっているようです。
小さな花からオシベが元気よく飛び出しています。
もっと咲いている時は何ともいえないきれいさです。


シモツケソウ

少し離れたところにもありました。
シモツケは木ですが、シモツケソウは草になります。
花はよく似ていますが、葉っぱが違います。
別名:クサシモツケと呼んでいます。

キンコウカ

花がまだぜんぶ開いていません。
太陽があたれば開くようです。
湿ったところを好む花です。
尾瀬などで群生している姿は黄色い絨毯を敷き詰めたようで
なかなかきれいです。


第1ケルン

第1ケルン通過です。
ここは標高1820mです。
ガスが濃くて展望はありません。
ひたすら登ります。

登山道

少し登るとガスが晴れてきました。
このあたりは石がゴロゴロした登山道です。
慌てると足首を捻挫します。
足元を確認しながら歩きました。

お花畑

左側にはお花畑が広がっています。
タムラソウとハクサンシャジンがよく目立ちました。
下からたくさんんの人が上がってきています。
それぞれ行き先が違うようです。


石神井ケルン

2つ目のケルンです。
ケルンとは石を積み上げて登山道の目印にします。
ガスが濃い時には大きな味方になってくれます。
ここにはこのような大きなケルンが幾つかあります。
コンクリートでしっかり固めてありました。


登山道

ケルンを過ぎると登山道がだいぶ荒れてきました。
こんな道を歩く時はくるぶしが隠れるくらいの登山靴が
歩きやすいです。
足首をしっかり保護してくれるので安心して歩けます。


タカネマツムシソウ

葉っぱに小さな穴が開いていますが、先ほどのものより
開花が進んでいるようです。
真ん中の小さな蕾が開いています。
淡いブルーが何ともいえません。




この花は満開状態のようです。
花が終わるとネギボウズのような姿になります。
花の時は背が低いですが、花が終わると茎が伸びてきます。
種を少しでも遠くに飛ばすための智恵のようです。


ミヤマウイキョウ

セリ科の植物です。
葉っぱが細かく切れ込んでいます。
花は直径1mmくらいでたくさん集合しています。
花びらは5枚で中からオシベが飛び出しています。
足元の石の間から顔を出していました。


八方ケルン

八方ケルンが現れました。
ここは標高2035mです。
晴れていればこのあたりから五竜岳や鹿島槍ヶ岳が見えます。
この日は生憎ガスが濃くて何も見えませんでした。
八方池までもう少しのようです。