山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

唐松岳・不帰嶮(2-8)

2009-10-17 | 北アルプス
夜明け

一夜明けました。
夜中は星がきれいでした。
まだ、日の出前です。
外に出て少しずつ色が変わる空のようすを
眺めました。
雲海がきれいです。

露天風呂

朝はかなり気温が低いです。
露天風呂に入ってご来光を待つことにしました。
温泉は湯船の出口からどんどん流れ出ています。
源泉かけ流しです。



先客が1人いました。
息子さんと白馬三山を歩いてきたそうです。
そのシルエットがよかったので、モデルになって
貰いました。

高妻山と乙妻山

右奥が戸隠山です。
正面の台形の山は右から高妻山、乙妻山です。
いすれも海に浮かんでいる島のように見えました。



高妻、乙妻から一つおいて左が妙高山です。
更に左に焼山、火打と新潟県の山が連なっています。
先日、妙高に登る予定でしたが、台風の直撃で中止しました。
シーズンには紅葉がきれいな山です。


ご来光

戸隠の向こうから太陽が昇ってきました。
この瞬間が何ともいえません。
しかも温泉に入って見るご来光です。
これ以上の贅沢はありませんでした。



見ていると意外と早く昇ってきます。
大きな卵の黄身のようでした。
空の色がオレンジ色に輝いています。



わずか10分くらいの天体ショーでした。
このあと、ゆっくり体を暖め外に出ました。
そろそろ朝食の時間です。

泉源

温泉が湧いているところは小屋の裏にあります。
出発時間でしたが、急いで駆け上がって見ました。
岩の隙間から音をたてて噴出していました。
熱くてこの湯は触れませでした。



ここから猿倉まではほとんど下りです。
露天風呂は登山道から丸見えです。
手前の石垣を組んだところが露天風呂です。
お湯が音をたてて流れ出ていました。
この小屋はシーズンが終わると解体されます。
そして春にまた組み立てます。
なお、小屋はなくても温泉にはいつでも入れます。

足湯

小屋の下にありました。
靴を脱いでここに足を入れるだけでもよさそうです。
最近できた設備のようでした。



かなり太陽が昇ってきました。
この日も最高の天気に恵まれました。
正面に見える大きな山は小日向山です。
あの山の左の鞍部を降りて行きます。
猿倉までは地図上のコースタイムで約4時間です。
ゆっくり降りることにしました。


ウメバチソウ

ウメバチソウが笑顔で挨拶しています。
オシベも両手を一杯広げています。
花が梅鉢紋に似ているので、この名があります。
2つ並んで見送ってくれました。


今日は大学の時の有志が7名ほど東京に集合します。
遠くは福岡、高知、新潟からも駆けつけます。
40数年の空白がうまく埋められるでしょうか?
今晩、都内に泊まって親交を深めます。
従って明日はお休みです。
19日からまた再開します。
みなさんのコメントにもお応えできないかも
知れませんが、ご容赦ください。