彦四郎の中国生活

中国滞在記

四国に行く①―丸亀城、伊予松山城(「坂の上の雲」撮影現場)、道後温泉を巡る―

2015-03-03 09:08:07 | 滞在記

 2月20日(金)から23日(月)まで、車を使い瀬戸内海を一周する日程で四国に行った。京都から明石海峡大橋を渡り淡路島へ。さらに鳴門海峡大橋を渡って四国の徳島県へ。徳島県から香川県の丸亀市に20日(金)の午後4時頃到着。ホテルに着いてすぐ丸亀城に行った。

 丸亀城は亀山という小高い山(標高66m)に築かれた平山城である。1600年頃に生駒氏によって築城され、400年以上の歴史を刻む城である。大手門から見上げる石垣と天守は、威厳に満ち、高さ日本一の石垣(4層で60mの高さ)がとても美しい。その石垣は、扇の勾配と呼ばれる特長的で見事な曲線を描いていた。

 天守閣は、「全国に現存する木造天守12城」(江戸時代以前に建造され、現在まで保存されている天守)の一つである。この天守からは、瀬戸内海や瀬戸大橋(岡山県と香川県をつなぐ)がよく見えた。夕日が美しい。日が暮れてホテルに戻った。

 翌日の21日、早朝に丸亀市のホテルを出発し、愛媛県松山市に向かう。瀬戸内海を右手に見、左手に四国山地の山々を見ながら車で走った。
 昼の12時頃にJR松山駅に到着。京都から岡山経由で、新幹線や特急列車を乗り継いで(約4時間)松山駅に着いた妻と合流した。そして、伊予松山城に向かった。伊予松山城は、1600年頃に加藤嘉明によって築城された。標高132mの勝山という山に築かれ、「現存木造天守12城」の一つである。

 伊予松山城には、20年ほど前に来たことがあった。今回、この城に来てぜひ行きたい場所があった。それは、「坂の上の雲」(明治期に活躍した松山市出身の秋山好古・秋山真之・正岡子規を主人公にえがかれた、司馬遼太郎原作のテレビドラマ)のオープニングに使われた場所に行くことだった。その場所は、天守の近くに見つけることができた。このドラマは、2014年10月~2015年3月までの毎週日曜日にNHK・BSプレミアムで再放送されているようだ。(全26回) 中国からの観光客が記念撮影している姿もちらほら見られた。この時期、松山市の梅の花は満開だった。

 夕方、道後温泉に着いた。宿の「東雲亭」はかなり古くて宿泊客も少ないが、部屋の窓から道後温泉本館が目の前に一望できる利便さがあった。夜と翌朝の二回、この温泉に浸かった。歴史のあるいい温泉だ。休憩大広間で出された「せんべい」が素朴で美味しかった。

 この道後温泉は、夏目漱石の「坊ちゃん」でも有名になった温泉だ。「坊ちゃんの間」という部屋がある。この小説の舞台となった「松山中学」の当時の先生たちの写真、漱石の写真なとが陳列されていた。映画にもなっているので、廊下には「映画の写真」も掲示されていた。市電の「道後温泉駅」は、明治の建物風で情緒があった。





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