彦四郎の中国生活

中国滞在記

故郷へのお盆帰省❶—お仏壇の木魚や鉦(かね)が遊び道具に

2019-08-27 05:50:57 | 滞在記

 8月13日、お盆の帰省で 故郷・福井県南越前町河野地区の自宅に帰った。この日、娘夫妻と孫たちも京都から南越前町にやってきた。仏壇の木魚や鉦(かね)を見て、孫の栞(しおり)がさっそく、ポンポン・カンカンと楽器を叩くように 無茶苦茶に鳴らして 楽しんでいた。

 翌朝の14日、午前5時半ころに「漁港でシイラを分けますので取りにきてください。先着80軒です」との集落内放送が入った。さっそく糠漁港に行き、シイラを1匹もらった。大きなシイラだった。河野地区の糠集落はおよそ200軒の戸数がある。

 早朝の村落周辺の海は、台風が四国に上陸し、中国・近畿地方を横断し始めた影響が少し出始めてはいるが、まだ波は穏やかだった。漁港近くの糠海水浴場には前日からキャンプテントをしていた家族連れもちらほら。海水浴場に突き出た大きく高い岩は、「長島」と呼ばれる岩だ。小学生の高学年になると、度胸試しにこの岩の上から海に飛び込んだりもした。

 となりの「米の浦集落」の「かねいち水産」では、中国の東北部(遼寧省・吉林省・黒竜江省)から働きに来ている5〜6人の女性たちの姿がみえた。ここは水産物の加工工場だ。海の向こうには、若狭湾を囲むように敦賀半島や丹後半島がみえる。

 14日の午前中に、娘夫婦と孫の栞とともに近くの海にサザエ捕りに行き、私と娘の夫・高志君は海に潜った。

 14日の午後、息子夫妻も京都から南越前町にやってきた。中学校時代からの友人・松本君の経営する「渓流荘」(河野川上流)にて、渓流釣りをみんなで楽しみ、釣ったアマゴなどの魚を焼いてもらい 持参のおにぎりとともに昼食をとった。

 孫の栞は冷たい渓流の水で遊んでいた。この日の夕方、娘は夫の故郷である滋賀県東近江の永源寺町に向かった。息子たちは翌日の15日の朝、京都に戻り、私たちも 台風の中、この日 京都の家に戻った。