長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

カレー弁当

2009-05-06 06:12:01 | Weblog
墨田ぶらり下町音楽祭・・・下町ぶらりおん・・
が近づいてきた。
昨日はゴールデンウィークをいつものように、川遊びで
真っ黒になってかえってきたSPICE CAFEの伊藤組の
人たちが、蕎麦を手繰りにこられた。
10日は、SPICE CAFEは、「カレー弁当」をつくるらしい。
うちは、食べ物はなくコーヒーを中心に、食べ物はチーズケーキのみを
用意しようと思っている。

夕方、ピアニストのぶんこ君が、遊びにきた。自転車で長野まで里帰りを
してきたとのこと。♪「若い」という字は、「苦しい」字に似てるわ!
そんな歌を思い出した。土産にもらった「葉わさび」を、蕎麦にのせて
食べたら、「春の風」を感じた。
ぶんこ君も、この界隈に2台のグランドピアノがおける物件を探して
いる。ピアノを教えたり、ライブをやったり、できる「ピアノサロン」
が、押上にできる予定だ。いろいろ楽しみ。

かえし

2009-05-05 05:48:01 | Weblog
蕎麦の汁の基本になるのを「かえし」という。
冬場は「ほっととりそば」が多くでるので、かえしは
そんなに急激にでないけど、暖かくなると、やっぱり
「ざる」がでるので、急に減ってくる。
ざらめの砂糖を、みりんで煮きって、そこに濃口醤油を入れ
、しばらく熱燗みたいにゆっくりと温め、最後に甘露醤油と塩
を入れる、とできあがり。これを最低2週間くらい、寝かすと
いい「かえし」ができあがる。ガレットも、この「かえし」に
柚子胡椒とあわせて食す。

ゴールデンウィークも、後半戦。
成田空港に帰国する際の、インフルエンザの水際作戦も
少し仰々しいくらいな感じ。
株価が下がると、すぐに「大恐慌」になったり、インフルエンザ
が流行すると、人類が絶滅するかのような騒ぎになる。
まるで「情報知覚過敏」だ。

いろいろ刺激があるけど、あまりマスコミなんかの情報に
右往左往しないで、自然体で生きていきたいものだ。

♪屋根より 高い こいのーぼおり~

都会では、建物が高くなり、青空がせまくなり、風も吹かなくなった。
そのうち、この歌の原風景もなくなっていきそうな5月5日。






ヒポクラスたち

2009-05-04 06:18:58 | Weblog
「ヒポクラテスたち」という映画がある。京都府立医大を卒業した大森一樹監督が自らの体験をもとに、医者の卵さんたちが医術を身につけていく青春を描いた映画で1980年の作品。確からんちゃんが
ヒロインだったと思う。大森さんとは、荒神口の「安兵衛」でときどきあった。
この映画を撮っているときに、俳優さんたちともいっしょになったことがある。
そしてその何年かあとに、ぼくは骨に腫瘍ができて、この病院に入院した。

その時に府立医大病院の看護婦だったひろこさんが、昨日遊びにこられた。
京都時代からぼくの珈琲を飲んでくれた人だ。
ぼくの大学の後輩と結婚して博多に住み、4人の子どもの母になり、長男が
東京の会社に就職し、向島のアパートに住んでいる。

連休中は、「蕎麦喰い」の子どもたちがあまたきてくれる。
まだ箸をもつ手はおぼつかないが、「ずるー」と音を立てて
蕎麦を手繰る姿は、なんとも微笑ましい限りだ。
自分は、「こーひーやのオヤジ」のつもりでいるけど、
「そばやのオヤジ」もいいもんだ、なんて思う瞬間だ?
昨日も早い時間に蕎麦が売り切れた。これから蕎麦をうつ。

10日の「墨田ぶらり下町音楽祭」もさまってきた。
お手伝いの人たちもぞくぞくと、手をあげてくれる。
まだまだ日本人も捨てたもんじゃない。感謝












バロック音楽

2009-05-03 06:19:11 | Weblog
昨日、読売系の新聞に「墨田ぶらり下町音楽祭」の記事が
一面で紹介された。バロックオーボエのかよちゃんが、
天真庵の玄関で、いい表情で笑っているのが自然体でよかった。
記事も女性記者が、肩肘はらずにさらさらと、自分が感じられたことを
書いてあっていい。やはり「自然体」が一番。

この写真は、最初にかよちゃんがバロック音楽を天真庵でやってくれた
時のものだ。みにきてくれたY君も、幼稚園を今年卒園して、ピカピカの
一年生になった。
今回の「墨田ぶらり下町音楽祭」は、きっと幼き子らに、いい影響を
与えてくれると思う。
おじいちゃん、おばあちゃんが元気で、子どもたちの笑顔がたえない、
そんな国にもどさないと、この国の明日はない。

そして、日本中どこをさがしても、「元気な中年男子(若い人もやね)」
が見当たらない。
なんとかしようぜ!どんなことがあっても「ママヨ キンタマ 男の子!」




山下カバン

2009-05-02 06:36:37 | Weblog
昨日は甥っ子の航太が、蕎麦を手繰りにきた。
ぼくが若いころ、京都で重い病気で入院している時に
生まれた。だから彼の母親(ぼくの妹)は、ぼくの
病気のことは伝えていなかった。
海が好きで、玄界灘を「卑弥呼」と命名されたヨットで
走ることが好きな父親が、「航太」と命名した。
2年後に初めてあった時、卑弥呼のデッキでビールで乾杯
した写真が残っている。

福岡に「吉井町」というおもしろい町がある。どうおおもしろい
かというと、筆舌ではむずかしい。自分でいってみて、歩いてみて、
人とふれって、自分で感じるしかない、そんな感じ。
その街には、何件か若者がやっている骨董やがある。
天真庵のガラスのコップなんかは、そこで調達したものがある。

その吉井町で、古いアパートを改装して、古道具を集めながら、カバン
を製作している女性がいる。山下さんだ。「山下カバン」という。
その山下さんからハガキがきた。
今日から5月10日まで、金沢の「factory zoomer(076-244-2892)
で個展をやることになった。般若君もよくいく「コラボン」との
ゴールデン企画。コラボンでは、石原さんの「しずかにめぐりほし」展を
やっている。金沢という街は、精神的文化力がいっぱいあって素敵だ。

5月10日は、天真庵がある、うらぶれたシャッター通り、十間橋商店街
で「墨田ぶらり下町音楽祭」が開催される。
4箇所でライブをやり、それを梯子する「通し券」を2000円で
発売している。今日から墨田区のケーブルテレビでも紹介してくださる
ようになった。
スポンサーや助成金もうけず、有志で「いい音楽をこの街で楽しみたい」
という「思い」で始めたものだ。でも「お手伝いしたい」という人もたくさん
手をあげてくれたり、いい感じの「和」がひろがってきている。
「精神的文化力」のある町・・・そんな町が近所にあったら、そんな町に
住めたらいい、と、日本人ならみんな思うのではなかろうか?
そんな人たちが、動き出したら、どんな町でも、そんな町になる。
当日券も用意しているので、「!」と感じれる人は、遊びにおいで!


いいとも

2009-05-01 06:57:31 | Weblog
昨日、新宿のヤマモトコーヒーに生豆を買いにいって、そのあと
久しぶりに、桂花ラーメンでターローメンを食べた。(10年ぶり?)
知らない間に店が、地下になっていた。フランチャイズも始めたみたい。
どんなお店も、屏風といっしょで、広げすぎると、不安定になって倒れたり
するのが、天地自然の理、というものだ。

その後、大塚の骨董屋にでかけた。前からねらっていた「井上春峰」
の煎茶茶碗と水注しを、清水の舞台から飛び降りるつもりで、買う。
ちょうどお金を払おうとしたら、書の貞本先生から電話。

嗅覚がいい人で、「どこにいるのですか?近くにいるのなら、江戸一に
いきませんか?」というお誘い。
その骨董やから歩いて2分ほどの彼の事務所にいって、お茶をご馳走に
なる。大事な骨董をもっている時は、飲まない主義なので、お酒は辞退
して、帰った。

今日から5月。5月10日は「墨田ぶらり下町音楽祭」だ。
パンフレットの題字を書いてくれたのも貞本さん。
こんな文人みたいな友だちがいてくれて、感謝。
新しい月になった。きっと水面下では、急激に新しい時代に
なっているのだろう。この新しい時代は、それぞれが、
新しい人生観をもち、新しい友達をつくり、新しい価値観で
仕事や生活をしていかないと、なりゆかない時代かも。
「いい友だちを持つ、には、まず自分がいい友だちになる」のが
原則だ。