長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

六白の角煮そば とんさま

2013-01-25 08:23:32 | Weblog
昨日は朝起きて、やさとにいく。
筑波山に雲海がかかっていて、神秘的な風景を堪能した。
温泉に入りながら、茨城弁のじいちゃんたちと裸のつきあい。
「かあちゃんの葬儀がやっと終わった」というおじいちゃんもいた。
人生いろいろ。悲喜こもごもなのが、人生。

昼は蕎麦屋に入り、卵焼きと豆腐をつまみに、酒を飲む。
かけそばに茨城豚のポークを浮かべた「豚そば」を食べながら
3合飲んだ。温かいかけそばで熱燗を飲む、ほど幸せなことは
あまりない。「うどん」ではこうはいかない。
時々まかないで使う「角煮そば」をそろそろメニューにいれようか
と、思う。

鹿児島の大隅半島で育った黒豚の原種「六白」で
その極上の角煮をつくってみようと思う。
名前は黒豚の殿さまみたいなものだから、豚蕎麦と書いて「とんさま」とする。
これを酒肴にして、酒を飲む。まさに殿さまになった気分になる。

「とんさま」は今日からスタート。
昨日の夜は、八広のとある居酒屋で酒を静かに飲む。
一昨年59歳でなくなったKさんの行きつけのお店。
N響ともよく演奏していた名ピアニスト。
酸素ボンベを吸いながら命がけで演奏してくれた姿が
今でも脳裏に焼き付いている。カウンターに座って
飲んでいる人が、彼女の話をしていた。
「オリンピックの近くにある変わったお蕎麦屋さんでも
演奏したらしいよ・・・」

「そんな変わった蕎麦屋があるんだ・・」
と少し千鳥足になってつぶやいた。
下町には、あまり知られていない名店がまだまだある。