長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

お茶会

2009-08-23 06:12:37 | Weblog
来週30日に小さなお茶会をやる。
京都から「女売茶翁」みたいな女性がお茶道具をいれた籠を
かついでやってくる。好日居の横山さん。
最初は「京都の夏が暑いので、休みをとって涼みに・・」
という軽い感じののりだった。でも、東京の夏は暑いし、
しかも天真庵の二階はクーラーがないので、京都の夏に
負けないくらい暑い。でも、やろうということになった。
「五名を目標」といっていたら、昨日でもう15名になっている。
2階には、15人くらいが重量の限度なので、「満員御礼」
とさせていただきます。これからも、ちょくちょく「小さなお茶会」
をやる予定なので、またその時はよろしくお願いします。

昨日は、ぼくの蕎麦の師匠、高橋さんのところで修行をされ、今は
世田谷で蕎麦屋をやっていて、それを手伝っていらっしゃるかわいらしい
3人娘さんたちが遊びにこられた。
みんな明るく元気で、元気もぼくも元気をいただいた。彼女たちの
おとうさんの書いた本は、蕎麦打ちの中ではひそかに「バイブル」
みたいな存在だ。その本に書かれていた、「生まれたばかりのはるさん」
が、なんども春を迎えて、素敵な女性になって、天真庵にあらわれた、
といった感じだった。光陰矢のごとし。
時代が大きく変ろうとしている。もたもたしていたら、流されていきそうな
予感。でも蕎麦打ちは、毎日蕎麦をうつ。その中に未来を見つけるしかない。
今日もこれから蕎麦を打ち、珈琲の豆を焙煎し、1日が始まり、そして
暮れていく。その毎日の中に、生・滅・生・滅の繰り返しがあり、
その中で何かを発見したり、忘れたり、人に好かれたり、嫌われたり、
出合ったり、わかれたり・・・を川が流れるみたいに、さらさらと、ずっと
さらさらと流れるように人生はいくのだろう。

最近またスポーツジムにいくのが流行っているみたい。
おばあちゃんが「三途の川をうまく泳いで渡れるように」と、スウィミング
スクールにいく、そんな川柳があった。死ぬで前向き なおばあちゃん?

明日は「スケッチの会」
身近な人が三途の川を渡る前に、自分の手で描きとめる・・・いいかも!

明後日は「英語で蕎麦会」
長屋に住み着いた岩本先生が、素敵な名刺を鳩の街商店街の長繩さん
につくってもらった。なかなかいい名刺だ。いい縁がウェーブになって
優美に広がっていく・・・そんなイメージ。