天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

落下物・・・

2017年10月08日 19時33分17秒 | 日記
 今日のネットのニュースを見ていたら、
 航空機からの部品落下が相次ぐなか、国土交通省は、
 部品を落下させた航空会社に
 行政処分を科していく方針を固めたとの記事がありました。

 9月23日、大阪市でKLMオランダ航空機のパネルが落下して
 走行中の乗用車を直撃する被害が出ましたが、
 4日後の27日には、茨城県稲敷市で
 全日空機から落下したパネルが見つかりました。
 いずれの事故も大惨事につながりかねない問題です。

 しかし、落下物を理由に
 航空会社を処分するルールは現在ないため、
 国土交通省は関連法規を改め、
 程度に応じ、業務改善命令などを
 出せるようにする方針との事です。
 さらに、五輪・パラリンピックに向けて
 発着便数の拡大が見込まれる羽田空港では、
 空港に常駐して機体や整備状況を確認する国の職員を増やし、
 検査にかける時間や頻度を増やし、
 「抜き打ちチェック」も導入して、
 部品落下が起きないよう指導・監督を強めるとの事ですし、
 万が一被害が生じた場合には、
 国の責任で「見舞金」を払う仕組みも新たにつくるとの事です。

 国土交通省によると、
 昨年10月までの7年半に部品脱落の報告があったのは437件で、
 平均すると1年間で約50件以上起きている事になります。
 同省に報告が義務づけられているのは国内の航空会社や個人などで、
 「金属100グラム以上」など一定規模の部品に限っているので、
 その他の部品がもっと落ちている可能性もありますし、
 かつては、航空機から氷塊が落下して、
 民家の屋根を壊した事もありました。
 また、海外の航空会社には報告義務がないため、
 KLM機のケースも海や山など人目につかない場所で起きていれば、
 公にならなかったかも知れません。

 現在、羽田空港に到着する飛行ルートは原則海上からですが、
 空路の見直しが行われていて、
 今後は新宿区や品川区、港区、大田区などの真上を
 低空で飛行する事になります。
 このため騒音対策に加え、
 落下物への対策強化が求められていました。
 今回の措置で、新たに頭上を航空機が飛ぶことになる住民の方は
 安心出来るでしょうか?

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核兵器廃絶国際キャンペーン・・・

2017年10月07日 18時23分29秒 | 日記
 昨日は、チョッと出掛ける用事があったりして、日記を休みました。

 昨日、ノルウェーのノーベル委員会は、今年のノーベル平和賞を、
 核兵器の非合法化と廃絶を目指す国際NGOで、今年の核兵器禁止条約成立に貢献した
 「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)に授与すると発表しました。
 委員会は、授賞理由を
 「核兵器がもたらす破滅的な結果を人々に気づかせ、
 条約で禁止しようと草分け的な努力をしてきた」と説明しています。

 スイスのジュネーブに本部を置くICANは、
 1985年にノーベル平和賞を受賞した
 「核戦争防止国際医師会議」のオーストラリアの運動から派生し、
 2007年に正式に発足したとの事です。
 核兵器使用の非人道性に焦点を当て、
 有志国とNGOが連携して成立させた対人地雷禁止条約や
 クラスター爆弾禁止条約をモデルに、
 核保有国が核軍縮を進めないことに不満を膨らませる非核保有国とタッグを組み、
 核兵器を非合法化する包括的な条約をつくることを目指して来ました。
 ICANの賛同団体は10月1日時点で101カ国の468団体に上るとの事です。

 核兵器は、一時は7万発程度まで増えましたが、
 冷戦の終結などを経て減少しています。
 しかし、今でも1万5千発程度が残ると言われています。
 1970年に発効した核不拡散条約(NPT)は
 核保有国を米ソ英仏中の5カ国に限定しましたが、
 その後も核拡散は止められず、
 インドやパキスタン、イスラエルが事実上の核兵器国となり、
 北朝鮮も核兵器開発を加速させています。

 核兵器禁止条約に対しては、核保有国や、米国の「核の傘」の下にある日本などの国々は、
 条約は国家間の分断を深めると批判して来て、日本は参加していません。
 「核兵器廃絶という目的は同じだが、アプローチが異なる」との理由であり、
 安倍総理は、
 「核兵器国と非核兵器国の隔たりを深め、
  核兵器のない世界の実現をかえって遠ざける結果となってはならない」と
 言っていますが、とても説得力があるようには感じられません。
 日本は、核兵器廃絶に向けて何をしているのでしょうか?
 唯一の被爆国を標榜しているだけで、何もしていないのではないかと思います。

 先にノーベル文学賞に選ばれた、
 日本生まれの英国人作家カズオ・イシグロ氏に対しては、
 安倍総理は祝意のコメントを発表していますが、
 今回の平和賞には、何のコメントも出さないようです。
 今回受賞するNGOは、被爆者の声を全世界に発信する活動もしているのですが。

 総選挙の告示日が近くなり、各党が公約を発表しています。
 まだ全部を読んでいませんが、
 核兵器禁止条約への参加を公約に掲げたのは、共産党だけのようです。
 他の党も核兵器禁止条約に対する対応を明確にしても良いかなと思っています。

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宇都宮氏・・・

2017年10月05日 20時09分51秒 | 日記
 タイトルは宇都宮市の誤りではありません。
 鎌倉幕府の有力御家人として活躍した、名族宇都宮氏の事です。

 現在、栃木県立博物館で「中世宇都宮氏」と題する大規模な企画展をやっています。
 特別展の入館料が1200円と、県立博物館としては異例の高額な入館料ですが、
 それなりの事がありました。

 我が家から県立博物館までは、2.3㎞程度です。
 今日は天気も良かった事もあり、散歩がてら歩いて行って来ました。
 概ね30分かと思いましたが、35分ほど掛かりました。
 県立博物館は、県の中央公園の中にあります。
 多くの方が公園の中を歩いていました。

 展覧会ですが、国宝11点を含む多数の貴重な絵や文書等が出展されていました。
 特に素晴らしいと思ったのが、国宝の法然上人絵伝です。
 法然の遺骸を運ぶ行列に随従する宇都宮頼綱が描かれていました。
 また、やはり国宝の親鸞が著した「西方指南抄」も出ていました。
 全て親鸞自らが書いたもので、最後には愚禿親鸞との署名があり、
 84才の時に書いたとありました。
 他にも、やはり親鸞が書いた八字名号、十字名号も出ていて、
 親鸞の真筆を初めて見る事が出来ました。
 余り上手な字ではないと思いましたが^^

 その外、宇都宮の二荒山神社が所蔵する鉄製の狛犬、三十八間星兜も出ていました。
 この2点、普段は見る事が出来ません。
 今まで写真は何度見たか分かりませんが、初めて見る事が出来ました。

 宇都宮氏の5代当主頼綱は、一時失脚しますが、出家して京都に住んでいました。
 頼綱の娘が藤原定家の息子為家に嫁いでいます。
 その縁で、頼綱が京都嵯峨野に建築した別荘・小倉山荘の襖の装飾のため、
 定家に色紙の作成を依頼します。
 定家は、飛鳥時代の天智天皇から鎌倉時代の順徳院まで、
 100人の歌人の優れた和歌を一首ずつ選び、年代順に色紙にしたためました。
 これが小倉百人一首の原型です。
 頼綱を含め、宇都宮氏の一族の中には優れた歌人がいて、
 宇都宮歌壇として、当時の日本では和歌の盛んな土地でした。
 定家の自筆の明月記は11日からの後期に出展されます。

 現在の宇都宮市には、意外と宇都宮姓の人は少ないと思います。
 宇都宮氏の庶流として、豊前宇都宮氏、筑後宇都宮氏、伊予宇都宮氏があります。
 宇都宮さんの多くは、これらの後裔なのだと思います。
 政治家の宇都宮徳馬は東京都の出身ですが、その父親は佐賀藩の出です。
 東京都知事選に出馬した宇都宮健児さんは愛媛県の出身です。

 企画展は、平日の午前中なのに、結構多くの方が来ていました。
 下野新聞などでも取り上げていますので、そんな事もあるのでしょうね。
 とにかく、満足できる内容でした。

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カタルーニャ・・・

2017年10月04日 20時53分56秒 | 日記
 スペインからの独立を問う住民投票を今月1日に実施した
 スペイン北東部カタルーニャ自治州のカルレス・プッチダモン首相は3日、
 数日中にカタルーニャの独立を宣言する考えを
 BBCとのインタビューで語ったとの事です。

 一方、スペイン国王のフェリペ6世は3日、国民向けのテレビ演説を行い、
 住民投票を主導した人々が「法の埒外」に身を置いたと語り、
 スペインが「非常に深刻」な状況にあるとして、国の団結を呼びかけています。

 カタルーニャ州は、面積はスペイン全土の6.4%にあたる約32,000㎢で、
 日本の関東地方とほぼ等しく、人口はスペイン全土の16%にあたる約750万人で、
 首都はバルセロナです。
 バルセロナには、有名なサグラダ・ファミリア大聖堂などもあるので、
 行かれた人も多いでしょうね。
 カタルーニャは、昔から独特の文化を持ち、言語もカタルーニャ語です。
 21世紀に入ってから独立運動が盛んになって来たようです。
 今回の投票では、投票率は42%と比較的低調だったようですが、
 それでも220万人以上が投票したとみられていて、
 カタルーニャ自治州政府は独立を支持する票が90%近くに上ったとしています。

 カタルーニャと言うと、
 ジョージ・オーウェルが著した「カタロニア讃歌」を思い出します。
 学生時代に読んだので、ほとんど内容は忘れてしまいましたが、
 スペイン内戦の時に、ファシストと戦うために義勇軍に参加した
 オーウェルの体験に基づくものです。

 今回の住民投票では、
 警察が住民投票を阻止しようと介入し900人近いけが人が出たと報じられています。
 今の所双方の接触はないようで、お互いに批難の応酬をしているような感じです。
 今後、スペイン政府がどのような対応をするか分かりませんが、
 流血の事態にならなければ良いがと思います。

 スペインでは、他にバスク地方でも独立運動がありました。
 最近は下火になっているようですが、カタルーニャの影響があるのでしょうか?
 色々な事を思い出しながらニュースを見ています。
 
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阿部定・・・

2017年10月03日 20時07分39秒 | 日記
 少し古い話になりますが、9月25日の月曜日の事です。
 パソコンをやりながら、テレビを見るのが常の僕は、
 何か面白い番組はないかと、探していて、
 CATVの無料の映画放送「チャンネルNECO」でやっていた、
 「明治・大正・昭和猟奇女犯罪史」と言う映画に行き当たりました。
 実際に起きた猟奇事件を題材にした1969年(昭和44年)のオムニバス映画で、
 吉田輝雄さんが演じた解剖医の村瀬を狂言回しとして、
 「東洋閣事件」「阿部定事件」「象徴切り事件」「小平事件」「高橋お伝」が描かれています。
 監督は、「網走番外地シリーズ」の石井輝男ですが、
 東映ポルノ「異常性愛路線」と呼ばれる一連のエログロ作品も監督していました。
 その一環での作品なのでしょうね。
 
 「東洋閣事件」は、栃木県の塩原温泉で実際に起こった日本閣事件を扱っていました。
 何故、日本閣を東洋閣としたのか、分かりませんでした。
 犯人の小林カウは、戦後の女性死刑囚の最初に処刑されています。
 ウィッキペディアでも仮名だったのですが、何かあるのでしょうか?

 次が阿部定事件でした。
 ご存知の方も多いかと思いますが、
 1936年(昭和11年)5月18日に東京市荒川区尾久の待合で、
 性交中に愛人の男性を扼殺し、局部を切り取った事件です。
 映画は、この経過を描いていましたが、話が終わった後、
 本当の阿部定が映画に出演して、
 「そうね、人間一生に一人じゃないかしら、好きになるのは。
  ちょっと浮気とか、ちょっといいなあと思うのはあるでしょうね、いっぱい。
  それは人間ですからね。
  けどね、好きだからというのは一人」と語っていました。
 映画に出演した時の阿部定は63歳だったとの事です。
 もちろん刑期を終え、出所した後の事でした。
 有名な阿部定事件の当人を映画で見る事が出来て、驚いてしまいました。

 阿部定事件は、大島渚が「愛のコリーダ」として描きました。
 日本初のハードコアとの事で、現在でも完全版は見られないと思いますが、
 ネットでは見られます。
 人物の存在感など、さすがに大島渚と言う感じもします。

 話を戻しますが、この映画では、
 他に戦後の混乱期、買い出しの女性を騙して殺害した、小平事件も取り上げ、
 小池朝雄が熱演していました。
 小平の処刑シーンも出ていて驚きました。

 最後の「高橋お伝」は、明治の初めに起こった女性が起こした殺人事件です。
 犯人の高橋お伝は死刑となり斬首されましたが、
 これが日本では最後の女性の斬首刑とされています。
 この時処刑したのが、八代目山田浅右衛門の弟吉亮です。
 映画では山田浅右衛門になっていて、それを土方巽が怪演していました。
 この話だけ、それまでの実録物風ではなく、幻想的なシーンになっていました。
 映画の最後に、解剖医の村瀬が、大学の標本室のような所で話を締めくくりますが、
 これは、高橋お伝の局部が保存されていたとの話をベースにしているのでしょう。

 この映画、現代では、女性からの批難が集中して、
 公開出来ないような代物だと思います。
 しかし、当時の時代を反映させた映画である事も間違いないような気がします。

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立憲民主党・・・

2017年10月02日 21時17分21秒 | 日記
 昨日は、関係している施設の運動会に行って来ました。
 見ているだけで良いのかと思っていたのですが、
 玉入れと〇×ゲームに出るように言われ、出て来ました。
 玉入れは3回戦だったので、結構疲れました。

 運動会は午前中で終わり、皆で美味しい弁当とトン汁を食べました。
 午後、保護者の方達との話し合いがあって、その後会議がありました。
 結局終わったのが5時過ぎになり、家に着いたのが7時を回っていました。
 そのため、日記などは休んでしまいました。

 今日の夕方、枝野幸男民進党代表代行は、
 新党「立憲民主党」を結成すると記者会見で発表しました。
 自民党vs希望の党の対決構図では、
 リベラル派の投票先がなくなってしまい、まるで選挙難民だとの記事が、
 9月29日の毎日新聞に載っていました。
 連合も希望の党には反発していましたので、
 リベラル派の新党を望む声が大きかったのだと思います。
 それに応える形で枝野さんが新党結成に踏み切ったのでしょう。
 ホッとしている人も多いのではないかと思います。

 以前から、安倍自民党と対決するためには、
 野党は1本にまとまらないとダメだと思って来ました。
 しかし、希望の党が立ち上がってみると、
 憲法改正が一挙に進んでしまいそうで、これは拙いなと思いました。
 そこに憲法を守る政党が新たに出来た訳で、
 自民党vs希望の党vs立憲民主党の構図が出来上がりました。
 これはこれで、選択肢が増えて良かったと思いますし、
 良い勝負になるのではないかと思います。
 言うなれば、安倍政権の評価の問題で希望の党と立憲民主党対自民党、
 憲法改正で、自民党と希望の党対立憲民主党と言う構図になる訳ですね。

 告示日1週間前に立ち上がった新党ですが、
 どの程度の候補者を立てられるのか、
 選挙準備が間に合うのかなど不安も感じます。

 枝野さんの選挙区は埼玉県ですが、出身は宇都宮市です。
 僕の高校の後輩になります。
 自民党の船田元衆議院議員も後輩ですが^^
 以前の民進党代表選では、出来れば枝野さんが代表になって欲しいと思っていました。
 残念ながら、前原さんになってしまいましたが、
 そこが今回の大騒動の原因になっています。
 しかし、保守からリベラルまで、必ずしも統一が取れていない感じだった民進党が、
 分裂してスッキリしたような感じがします。

 ともかく立候補する人も決まっていませんので、
 結果的にやってみなければ分からないかも知れませんが、
 出来れば、自民党に大敗して欲しいと思います。

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