天然居士の独り言

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ウクライナ問題・・・

2022年02月13日 18時40分10秒 | 日記
 ここのところ連日のようにウクライナを巡るロシアとアメリカの緊張が報じられています。
 僕は、政治や国際情勢、軍事など全くの素人ですから的外れかも知れませんし、
 妄想に近いものかも知れませんが。

 今回の騒動の発端は、ロシア軍が兵力をウクライナ国境に集めた事です。
 どうして集めたのかは分かりませんが、
 ウクライナのNATOへの加入の動きがあると言われていて、
 それをロシアが嫌がっているからだとの話がニュースなどで流れています。
 一方、ウクライナ国内のロシア系住民の保護を目的としているとの話もあります。
 元々ウクライナは、ウクライナ語を母語とするウクライナ系住民が多い西部地域と、
 ロシア語を母語とするロシア系住民が多い東部地域から成り立ち、
 2014年までは、おおむね両者をバランスする指導者が政権をとって来ましたが、
 現在のウクライナ政権は、東部地域の自治を剥奪し、
 政府軍と東部の民兵団の間で内戦になり、現在まで内戦が続いています。

 こうしたロシア軍の動きに敏感に反応したのがアメリカでした。
 アメリカ政府からは、連日のようにロシアのウクライナ侵攻の懸念が表明されています。
 アメリカのバイデン政権は、1年近くなりますが、
 世論調査では「不支持」が「支持」を上回り、
 戦後の歴代大統領の中でトランプ前大統領に次ぐ低さとなり、
 今年11月に行われる中間選挙が懸念されています。
 こうした政権基盤が弱い時に、
 対外的な緊張を唱え、国民の支持を得ようとするのは、よくある事です。
 アメリカ軍を東欧に派遣すると表明していますが、
 あくまでもウクライナの周辺国への派遣であり、
 どれだけ軍事的な意味があるのかが分かりません。
 ロシアがウクライナに侵攻した場合には、経済制裁をすると繰り返していますが、
 現在のロシア経済は欧米との貿易よりも中国との貿易が多いそうなので、
 どれだけの効果があるのかは不透明です。

 このような情勢からすると、
 アメリカがウクライナを巡って緊張を煽っているようにも感じます。
 フランスのマクロン大統領がロシアを訪問し、プーチン大統領と直接話しています。
 日本の報道では、平行線だったような感じですが、
 実質的にどのような事が話し合われたのかが分かりません。
 今日未明、バイデン大統領とプーチン大統領の電話会談も行われ、
 ロシア側は、
 バイデン大統領から説明があったアメリカの安全保障をめぐる見解について、
 プーチン大統領が慎重に吟味し近く対応を示すと明らかにしたとも報じられています。
 当面、この答え待ちなのかも知れません。
 どちらの大統領も軍事的衝突の回避に向けていると思いたいのですが。

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