MITIS 水野通訳翻訳研究所ブログ

Mizuno Institute for Interpreting and Translation Studies

お知らせ

来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。

『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。

『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。

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明日は例会

2008年06月14日 | 催し

明日は例会です。お忘れなきよう。詳しい内容はこちら。一般の方も参加できますので興味のある方はどうぞ。

国際交流基金が出している『をちこち』23号の特集は「翻訳がつくる日本語」。目次はこちら76ページの薄い雑誌である。中身も薄い。

Baddeley, Alan (2007). Working Memory, Thought, and Action (Oxford University Press). Baddeley単独の著作である。Baddeleyの現在の作動記憶モデルは、中央実行系にvisuospatial sketchpad, phonological loop, そしてEpisodic Bufferという第4のコンポーネントを組み込んだものになっているが、この4コンポーネントモデルを知るためには好適の書だろう。Episodic Bufferを追加したのは、散文の大きなチャンクの記憶と複雑なスパンタスクのデータを説明するためだが、このモデル、他のモデルと比べてもあまり説明力があるとも思えないのだ。