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住まいを…57戸に215人 寮退去の人に公営住宅抽選

2009-01-16 11:35:20 | 多文化共生
(以下、朝日新聞から転載)
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住まいを…57戸に215人 寮退去の人に公営住宅抽選

2009年1月15日19時42分

写真抽選会場には職を失ったブラジル人らが多数詰めかけた=14日、愛知県豊田市常盤町3丁目の豊田加茂住宅管理事務所

 勤務先から解雇され、社員寮などからの退去を余儀なくされている人を対象とした公営住宅の抽選会が14日、愛知県内各地の住宅管理事務所であり、同県などが用意した57戸に215人が殺到した。

 県は昨年暮れ、離職者向けに県営住宅70戸を安価に貸す一時入居を募集した。応募は144世帯で、多くが選から漏れた。このため、新たに37戸と県住宅供給公社の20戸を合わせて追加募集した。

 このうち、トヨタ自動車が本社を置く豊田市の豊田加茂住宅管理事務所では、日系ブラジル人らが多く住む県営保見住宅などの28戸に、5倍近い134人が応募した。うち119人はブラジル国籍を中心とする外国人だった。

 同県東郷町から夫と参加した来日3年目のブラジル人女性(27)は2月出産予定。準備のため、派遣で働いた豊田市内の自動車部品工場を昨年秋に辞めたが、今月初めに同じ工場で働いていた夫(30)も解雇を言い渡された。

 マンションの家賃5万円を払えなくなり、約7千円で募集している保見住宅への入居を希望したが、抽選で外れた。「出産に向けて蓄えてきた40万円は使えない。一体どうしたらいいの」。女性は不安そうに話した。

 市内の自動車部品工場で派遣労働者として働いてきた男性(63)も昨年末、「派遣切り」にあった。「会社の寮は2月までしかいられない。それまでに何とか新しい職を探さないと」と漏らしていた。

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