多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

施設任せ研修に警鐘 外国人看護師候補ら受け入れフォーラム

2010-02-22 10:02:58 | 多文化共生
(以下、読売新聞【静岡】から転載)
=================================================
施設任せ研修に警鐘
外国人看護師候補ら受け入れフォーラム

 外国人看護師、介護福祉士候補者の受け入れについて考えるフォーラム「EPAによるベトナム人看護師・介護福祉士候補者の受け入れに関する課題」(大学ネットワーク静岡など主催)が21日、静岡市葵区鷹匠のもくせい会館で開かれた。研究者や病院関係者らが候補者らの現状や課題について講演した。

 日本政府との経済連携協定(EPA)に基づき、昨年からフィリピン、インドネシアの看護師、介護福祉士候補者が全国の施設で働き始めている。今後はベトナム人の受け入れも検討されている。

 安里和晃・京都大特定准教授は、候補者らに対する研修の内容や時間が、受け入れ先によって差がある現状を指摘。外国人も日本語の国家試験を受けるが、「問題の漢字にルビを振るだけでは意味がなく、受験まで様々な機関が支援することが必要」と指摘した。

 フィリピン人候補者2人を受け入れている静岡赤十字病院(静岡市葵区追手町)の望月律子副院長は「2人は熱心で優秀」と話したが、「研修プログラムの作成が、病院や施設へ丸投げになっている。施設任せでは教育に限界がある」と訴えた。

 約70人が聴講。フィリピン人の県立大3年、千葉ジュビリンさん(22)は「日本の文化を既に理解している在日外国人を活用してもいいのでは」と話していた。
(2010年2月22日 読売新聞)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿