多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

食べて踊って…これからもよろしくね/総社

2009-12-24 09:44:36 | 多文化共生
(以下、朝日新聞【岡山】から転載)
============================================
食べて踊って…これからもよろしくね/総社

2009年12月21日
写真

日本のもちやブラジルのスープに舌つづみをうつ人たち=総社市清音軽部の「きよね夢てらす」

 県内でブラジル人居住者が最も多い総社市で19日、地域社会に暮らすブラジル人ら外国人と日本人が交流する催しがあった。会場の同市清音軽部の「きよね夢てらす」には約200人が集まり、お互いの家庭料理や音楽などを楽しんだ。(野勢伸一)

■地域・ブラジル人交流

 同市の掲げる「多文化共生」の理念に賛同した市コミュニティ連絡協議会(平松秀昭会長)が「情熱クリスマス~ココロもカラダも熱くなる交流パーティー~」と銘打って初めて開いた。

 地元のボランティアがつきたてのモチ約90キロを振る舞い、日系ブラジル人は代表的な家庭料理で豆などでつくるスープ「フェジョアーダ」を披露した。また、サンバのメロディーをバックに踊りの輪をつくって楽しんだ。

 また、この日は不就学のブラジル人らの子どもたちがスムーズに学校へ転入できるよう日本語教育などをする「虹の架け橋教室」が、同市のブラジル人学校「エスコーラ・モモタロウ・オカヤマ」にオープン。オープンを祝う式の後には片岡聡一市長や関係者らもパーティーに駆けつけた。

 不況の影響で、日本で暮らす外国人にも厳しい環境が続いている。同市内では1年前にはブラジル人は600人余りいたが、帰国や転居などのため、今は500人ほどに減少しているといい、今も残る人の中には貯蓄の切り崩しで生計を立てている人もいるという。同市役所でポルトガル語の通訳をしている中国系ブラジル人の譚俊偉(たん・しゅん・わい)さん(35)は「総社の皆さんが私たちを元気づけてくれた。うれしい」と話した。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿