多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

元気とやま情報チャンネル(BBT)

2007-12-05 22:21:36 | TOYAMAな多文化共生
 2007年12月2日(日)午前10時から、BBTの「元気とやま情報チャンネル」という番組で、富山県内の多文化共生への取り組み状況について、放送されました。
(以下、BBTのHPからの転載:http://www.bbt.co.jp/)
(※BBT=富山テレビ放送株式会社)

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ON AIR 2007年12月2日
THEME 世界の人はみんな友達!~多文化共生の社会をめざして~

今回のテーマは、「多文化共生」。多文化共生とは、様々な国・民族の人たちが、自分たちの「文化」を大切にしながら社会参加することで、社会全体をより豊かにしていこうという考え方です。
富山県では、日本人にとっても外国人にとっても暮らしやすい地域づくりを実現するため、今年3月に「富山県多文化共生推進プラン」を策定しました。今日は、そのプランをもとに発足した「外国籍子どもサポートプロジェクト」を紹介します。

■富山に住む外国人
現在、富山に住む外国人は約1万5千人で、その数は年々増加しています。この背景には、平成2年の「入国管理法」の改正がありました。この改正によって、外国人が日本に来て働き口が広がるなど、生活がしやすくなったそうです。
しかし、外国人が増えたと同時に、外国人が抱える問題も増えました。その問題は、3つの壁に例えられます。
・一つ目「言葉の壁」
・二つ目「教育や医療、福祉といった制度の壁」
・三つ目「心の壁」
コミュニケーションという面で、言葉の壁が一番の問題となっているようです。

■地域ぐるみで国際交流
高岡市下関地区には、高岡市の中でも多くの外国人が住んでいるということで、地域ぐるみで交流を図っています。
クリスマス会や日本語教室のほか、16年前から「我が町の国際交流会」と題した、交流会を開いています。この交流会では、互いの国の料理を持ち寄ったり、踊りなどを一緒に踊ったりなど、共に楽しむことで理解を深めていこうというもの。9月に行われた交流会では、100人を超える参加者で、大いに盛り上がったそうです。
今後は、日本の子どもたちの参加者を増やして、子どもの国際交流の場を提供していきたいということです。

■お助け!勉強&日本語
富山市のCiC3階にある富山国際センターでは、木・日曜の週2度、「勉強お助け会」という子ども向けの日本語教室を開いています。1年半ほど前からはじめ、今では6ヶ国、およそ30人の小・中学生が通っています。
ボランティアで日本語を教える米田哲雄さんは、日本語を話せない子どもたちのために、きちんとした社会生活を送ってもらいたいと、この教室を開きました。教室に通う子どもたちは、ほとんど日本語が話せません。しかし、日に日に日本語が上達していく子どもたちを見ていると、大変やりがいがあるそうです。
しかし、子どもの数に比べ、日本語を教えるボランティアの人材が不足しているという問題もあります。米田さんは、ボランティアに参加してくれる人が増えればとおっしゃっていました。

■子どもから国際交流
富山市民国際交流協会が主催する「世界の人はみんなお友達」という交流会。これは、子どもの早期国際交流を目的としたもので、富山市内の未就学児童を対象に行われています。
この日は、セネガル、ボリビア、ブラジル出身の4人の外国の方が参加しました。園児たちが対象ということで、民族衣装や、民族楽器、踊りなど、外国人の講師によるユニークな演出で各国の紹介がありました。今後もこのような活動を行っていきたいということです。

■外国籍子どもサポートプロジェクト
今年からとやま国際センターと富山県が、3ヶ国年計画で進めている「外国籍子どもサポートプロジェクト」。外国人の割合が高い射水市で準備が行われています。
「外国籍子どもサポートプロジェクト」とは、富山県や、射水市、地域住民や外国人住民が連携し、外国人の子どもたちが楽しく暮らせる環境を整えることです。具体的には、射水市にある公民館などを利用し、日本の遊びを一緒にしたり、学校の宿題を手助けしたりなどのサポートセンターを開設するそうです。
そのサポートセンターを開設するためのプレイベント「多文化こども交流会」が11月18日(日)に行われました。参加者は大人108人。こども133人。外国人参加人はそのうち64人と、予想を超える参加者で大いに賑わいました。
「多文化子ども交流会」では、教室ごとに様々なイベントを実施。凧を作るコーナーやブラジルのサンバ用の楽器のコーナー、絵本、日本の折り紙を学ぶコーナーなど、自分たちの好みに合わせて体験することができます。
参加者からは口々に「楽しかった」「またやりたい」という声が上がり、交流会は大成功でした。この交流会の成功を受け、来年度からはじまるサポートセンターへの準備が進んでいます。

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