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外国人に浜松の防災情報…アプリ開発

2015-02-26 11:37:19 | 多文化共生
(以下、読売新聞から転載)
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外国人に浜松の防災情報…アプリ開発
2015年02月25日
外国人向けに開発された防災アプリ。地図上に緊急避難場所などが表示される

 浜松国際交流協会(HICE)は、外国人向けに防災情報を表示するスマートフォン用のアプリを開発した。浜松市内にはブラジル人を中心に外国人約2万人が住んでいるが、緊急避難場所などを知らないケースは多く、地震や台風などの大規模な災害時に役立ててもらおうと企画した。

 浜松市が作製した防災マップなどを基にアプリは開発され、ポルトガル語と英語に対応している。市や県の防災担当者のほか、外国人向け広報のノウハウがあるマスコミにも協力を依頼し、完成させた。全地球測位システム(GPS)と連動し、現在の自分の位置を把握するとともに、地図上に近くの緊急避難場所や病院などが表示され、災害時に利用できるようにした。

 また、大地震が発生した場合、スーパーや学校などでどのような対応を取るべきかをイラスト付きで分かりやすく解説。辞書の機能もあり、災害時でよく使われる「復旧」や「炊き出し」「行方不明」などの日本語の英訳やポルトガル語訳が分かる。

 普段あまり耳にしない、津波警報などのサイレン音も聞いて確認できるほか、災害時に準備すべき持ち物のチェックリストもある。

 協会では、市内の公共施設や飲食店などにポスターを掲示したり、雑誌に広告を出したりして、外国人に周知を呼びかける。米アップルの端末向けで、26日から無料でダウンロードでき、使えるようになるという。

 協会の担当者、キクヤマ・リサさん(39)は「外国人は、市が配布する防災ガイドを読んでいないケースが多い。いつも持ち歩いているスマホを利用し、災害時の対策を日頃から高めてもらえれば」と話していた。

2015年02月25日

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