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浜松・豊橋のブラジル人減少 自動車関連の「派遣」多く

2008-12-05 09:25:43 | 多文化共生
(以下、中日新聞から転載)
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浜松・豊橋のブラジル人減少 自動車関連の「派遣」多く

2008年12月5日 朝刊

 全国で2番目に多い愛知県豊橋市のブラジル人人口が、今年6月から5カ月連続で減少している。市内在住の多くは同県田原市や静岡県西部の自動車産業などの派遣社員。最もブラジル人が多い浜松市でも減少傾向で、景気の減退が雇用を直撃している表れといえそうだ。

 豊橋市国際交流課によると、10月末現在で市内在住のブラジル人は1万2564人と、今年のピークだった2月に比べ375人の減少。

 1987年から今年2月末まで、ほぼ毎月増え続けていたが、3月に減少に転じ、その後も5月を除き毎月減っている。1年間で500人ほどと、過去にない大幅減になりそう。同課は「不況で職を失ったため、他市に転出したか、出国した」と分析する。

 同市大国町の公共職業安定所「ハローワーク豊橋」には、職を失った後も市内に残るブラジル人が詰め掛け、外国人の新規求職受理件数が激増。11月末の時点で、昨年1年間の倍近い1084件を受け付けた。多い日にはブラジル人を含め20-25人が並ぶ。

 NPO法人豊橋ブラジル協会の田中・アルシーデス・ヒデオ理事長(41)は「治安悪化や子供の教育・医療に影響が出ないようにしたい」とし、状況把握などの取り組みを検討するという。

 浜松市では、外国人登録のブラジル人が11月末で1万9140人。10月末が1万9209人、9月末が1万9272人で、前月比60-70人程度の減。ハローワーク浜松(浜松市中区)の窓口に外国人が列を作り、市では早急な対策が必要と判断。5日に静岡労働局などと協力、総合的な窓口「浜松外国人総合相談コーナー」を設置する。

 トヨタ自動車の地元、愛知県豊田市では、在住ブラジル人は7900人前後で増減を繰り返す状況だが、市国際課は「これまでの増加基調が止まり、横ばい傾向。いずれ減少の流れになるかも」とみる。

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