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国内のブラジル人学校で子ども減 景気後退で親が失業や転職

2008-12-03 16:34:22 | 多文化共生
(以下、47NEWSから転載)
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国内のブラジル人学校で子ども減 景気後退で親が失業や転職

 米国発の金融危機による世界的な景気後退の影響で、日本にあるブラジル人学校に通う子どもたちが減少している。親の日系ブラジル人の多くは立場の不安定な派遣労働者で、失業や転職、帰国に追い込まれているためだ。学校経営も悪化、関係者は「財政的にぎりぎりで今後が不安だ」と窮状を訴えている。

 「子どもがちゃんと勉強できる環境にいるのか分からない」と心配するのはブラジル人学校「NER前橋」(前橋市)のジスレネ吉永校長(38)。

 約50人のうち20人ほどが9-10月で相次いで学校をやめ、半数は何の連絡もなく消えるようにいなくなった。言葉などの問題もあり日本の普通の学校にも通えないケースも多いとみられる。

 日系ブラジル人の集住地域、群馬県太田市のハローワーク太田では、外国人労働者の新規求職申込数が8月の82件から9月の147件、10月の214件と急増。親の失業は在校生減少、学校の経営難という悪循環につながる。

 ブラジル人学校のほとんどは無認可で、国や自治体の公的支援はない。学費を滞納したまま音信不通になる親もいる。吉永校長は「授業料はどうしても割高になる。家賃もあるし…」と経営の難しさをこぼしている。
2008/12/01 08:17 【共同通信】

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