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県内初ブラジル人児童に出前教室 県国際交流員が湖西・鷲津小訪問

2009-07-09 21:21:39 | 多文化共生
静岡で初めてとは意外。

(以下、新聞から転載)
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県内初ブラジル人児童に出前教室 県国際交流員が湖西・鷲津小訪問

2009年7月8日

 県のブラジル人国際交流員の横山マルコスさん(27)と上田ナンシー直美さん(30)が7日、湖西市鷲津小学校を訪れ、ブラジル国籍の児童約45人を前にこれまでの自身の経験などを語った。

 国際交流員に出身国の文化や暮らしを子どもたちに伝えてもらおうと、県多文化共生室が本年度から始めた「出前教室」の一環。同校はブラジル国籍の児童が多く、同じ国籍を持つ交流員の体験談に触れてもらおうと実施した。同国籍の子どもに限定した出前教室は県内で初めて。

 教室はポルトガル語で2人が質問を受ける形式。児童らは「大学では何を勉強しましたか」「日本語はどれぐらいで学べるようになりましたか」などと問いかけた。8歳で初来日した横山さんは特に日本語の勉強が自身に役立ったといい、「3カ月ぐらいで何とか話せるようになった。みんなもなるべく日本語を話すようにして」と呼び掛けた。

 また横山さんが「将来も日本に住み続けたいですか」と問い掛けると、児童の意見が分かれ、帰国希望の児童らからは「家族に仕事がない」「学校が厳しい」などの声も。ブラジルで公立小に通っていた上田さんは「日本の教育は世界的にも水準が高い。がんばって勉強して、仕事に就いて」と励ました。

 教室は終始和やかな雰囲気で進み、同校の教諭は「日本語が苦手で普段自己表現ができない児童も、今日はのびのびと発言できていた」と2人に感謝していた。 (角雄記)

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