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災害発生時 通訳で支援

2008-09-10 11:32:36 | 多文化共生
(以下、読売新聞【高知】から転載)
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災害発生時 通訳で支援
養成講座に32人 証明手続きなど特訓
外国人や通訳の役を演じる受講生たち(高知市の高知共済会館で)

 災害が起きたときに外国人の通訳をする「災害時語学サポーター」の養成講座を、県国際交流協会が7日、高知市本町の高知共済会館で開いた。海外勤務や留学の経験があり、英語、中国語、韓国語、タガログ語が話せる計32人が受講。「罹災(りさい)証明書」「仮設住宅」「義援金」など日常会話にはない単語がたくさん飛び出し、辞書を片手に奮闘した。

 外国人被災者、行政の窓口職員、通訳と、役割を決めて訓練。保険制度について説明する「医療費問題」、今後の生活について聞く「生活再建」、仮設住宅の申し込みをする「被災証明手続き」の3ケースを想定した。

 外国人役の受講生が必死に訴えるように言葉をまくし立てる場面もあり、通訳をする受講生はメモが追いつかずに悪戦苦闘。高知市中秦泉寺、保育士橘揚子さん(47)は「長い文章をどこで区切ってもらえばいいのかが分からず、戸惑った」と話していた。28日には、実際に外国人を相手にし、避難所で通訳する訓練を予定している。

 県内には、中国や韓国、フィリピンなど外国籍の人たちが約3600人住んでいる。南海地震は30年以内に50%の確率で発生すると予想されている。

 同協会は、外国人が災害時に必要な「助けてください」などの文例をまとめた名刺大のカードを作成した。破れにくく防水加工した紙製。高知市本町の同協会(088・875・0022)で手に入る。郵送も可。
(2008年9月8日 読売新聞)

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