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栃木タイムズ:創刊20周年記念、「本音で語ろう」出版 外国人ら60人寄稿

2009-01-12 23:13:56 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【栃木】から転載)
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栃木タイムズ:創刊20周年記念、「本音で語ろう」出版 外国人ら60人寄稿 /栃木
 ◇国際結婚や教育テーマ

 県内で暮らす外国人のための生活情報誌「栃木タイムズ」を発行するNPO栃木タイムズ(鈴木美恵子代表)は創刊20周年を記念して、「本音で語ろう2008」を出版した。国際結婚や教育、就労などをテーマに、県内に住む外国人ら約60人が寄稿した。

 情報誌は88年2月、定住外国人向けの英文情報誌「ザ東北線」として創刊され、94年に改称。年10回、1回につき1000部を県全域に無料配布している。NPO栃木タイムズは情報誌の発行に加え、外国人のための法律講座を開いたり、国際結婚している人を支援するネットワークを設立するなど、活動の幅を広げてきた。

 記念誌には、栃木タイムズとかかわる人たちが数多く登場する。ブラジル出身の阿部マガリさんは「大半のブラジル人は(日本での)永住を選択しているが、そのための基盤作りはできていない」と指摘。イランから来たフェレイドン・カレギャランさんは91年に来日。4年間まじめに勤めた会社で、社長に「おい、外人さん」と自分の名前さえ呼んでもらえず、「本当につらかった」とつづった。

 鈴木代表は「多文化共生社会の構築という言葉は少しずつ浸透してきたが、言葉だけが独り歩きするのではなく、さまざまな生活環境の整備が急がれる」と話している。

 記念誌は1冊2000円で頒布する。問い合わせは鈴木代表へ(電話028・622・1066)。【戸上文恵】

毎日新聞 2009年1月10日 地方版

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