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防災訓練:富山県、初のペット「同行避難」訓練

2014-09-26 03:07:35 | ダイバーシティ
(以下、毎日新聞から転載)
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防災訓練:富山県、初のペット「同行避難」訓練 7日実施

毎日新聞 2014年09月02日 17時18分(最終更新 09月02日 19時42分)

ロングコートチワワの(右から)「花」と「夢」にしつけた「待て」をさせる成川正幸さん=富山県黒部市内で

 7日に富山県黒部市で行われる県総合防災訓練で、初めて人とペットが一緒に避難する「同行避難」の訓練が行われる。東日本大震災後、国のガイドラインにも初めて「同行避難が原則」と明記された。今回訓練が行われる犬の場合、必要とされることは何かを探った。【成田有佳】

 環境省は2013年、災害時にはペットは飼い主らの安全確保を前提に、飼い主と一緒に避難する「同行避難」を原則とするガイドラインを作成。また改正動物愛護法では都道府県でペットの災害時の対策を定めるよう明記され、県は今年3月の動物愛護管理推進計画の改正に反映させた。

 8月に新たに作成した災害への備えをまとめたパンフレットには、救援物資が届くまでを考えた最低5日分のえさと水▽リード▽既往歴や飼い主の連絡先を書いた動物手帳--などが必要な物品とされている。その他、避難所や仮設住宅でトラブルが起きないよう、ノミの駆除やワクチン接種といった健康管理もチェック項目として挙がる他、迷子に備え写真や特徴などをまとめた欄も設けた。

 自分にとっては家族の一員のペットでも、避難所では生き物が苦手な人も、毛が飛び散って迷惑と感じる人もいる。県動物愛護推進員で犬のしつけインストラクターを務める曳田勝哉さん(30)=射水市=は、災害時にはペットのキャリーケース(キャリー)を携帯する重要性を強調する。「震災が起きたらペットは抱っこして逃げればいい」と考える人もいるが、避難中や避難所到着後など、先々のことを考えると、キャリーのあるメリットは大きいという。

 曳田さんは「緊急時でもキャリーの中にスムーズに入って避難できるよう、またキャリーの中が犬にとって安心して過ごせる場所になるよう、しつけをしておくのが大事」と話す。

 同推進員で、ロングコートチワワの「花」と「夢」と共に同行避難に参加する予定の成川正幸さん(48)=黒部市。04年の新潟県中越地震で、ペットの面倒を見るボランティアがしつけのされていない犬に苦労した話や、ペットの身を案じて避難所生活を選べず、車中泊を続けてエコノミークラス症候群で死亡した女性の報道を通じ、防災対策はペットも含めた内容であるべきだと感じた。早くから周囲の飼い主仲間だけでなく、行政にも必要性を訴えてきた。

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