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横浜発の食材ピクトグラム、APECで紹介 世界標準に

2010-11-11 07:09:17 | 多文化共生
(以下、産経新聞から転載)
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横浜発の食材ピクトグラム、APECで紹介 世界標準に
2010.11.10 23:02
横浜ロイヤルパークホテルでランチブッフェのメニューカードに使用された食材ピクトグラム横浜ロイヤルパークホテルでランチブッフェのメニューカードに使用された食材ピクトグラム

 アレルギーや宗教上の理由で食べられない食材の使用を絵文字で伝える「食材ピクトグラム」を横浜市の印刷会社が開発し、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の横浜開催期間に英語併記の紹介冊子約7千部を配布している。国内外から集まる関係者やマスコミを通じて広めることで、外国人でもひと目で理解できるよう世界標準化を目指す。

 食材ピクトグラムは、アレルギーの原因となるカニや卵など7種と、宗教上の禁忌に触れる可能性のある牛や豚など7種の計14種を記号化したもの。12日には、APEC参加国・地域の経済界のリーダーが集まるビジネスリーダー交流会で使われる。

 APEC期間中は、横浜市内6ホテルがブッフェのメニューカードなどに記載している=写真。横浜ロイヤルパークホテルでは客から「表示があるので、ほかの原材料に関する質問も気軽にできる」との声が聞かれるという。

 大川印刷(横浜市戸塚区)が本業を通じた社会貢献の1つとして企画した。背景には言語や年齢、障害などを超えて、できるだけ多くの人が利用可能なユニバーサルデザインへの取り組みが、印刷業界で進んでいる事情があった。

 世界基準となるデザインを目指し、ピクトグラムの開発や普及に取り組むNPO法人インターナショクナル(大阪市中央区)、デザイン会社のNDCグラフィックス(横浜市中区)と共同で、約1年かけて開発した。おいしく見えて、色覚障害者や高齢者にも見やすい色づかいを工夫している。

 外国人約1500人にテストも実施した。難しかったのが、そば。大川印刷の大川哲郎社長は「ざるそばの絵では外国人に伝わらないので、ソバの実にした。アレルギーのある人には理解される」と話す。

 普及を図るため、絵文字の使用料を徴収しない方針。紹介冊子は、メニューに記載している6ホテルや市の案内所などで配布している。

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