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多文化共生シンポ:外国人住民との共生社会考える 名古屋で韓国教授が講演

2008-10-07 10:05:22 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【愛知】から転載)
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多文化共生シンポ:外国人住民との共生社会考える 名古屋で韓国教授が講演 /愛知

 異なる国籍や民族の人々が共に生きる社会の姿を考える「多文化共生シンポジウム」(県など主催)が名古屋市中区の県三の丸庁舎で開かれ、韓国・聖公会大学のヤン・キホー教授が講演した。ヤン教授は韓国政府が積極的に政策を展開していることを紹介。韓国と日本はともに外国人住民が増えているが、政府の取り組みに差があることが示された。

 市民ら約100人が参加した。ヤン教授によると、人口約4850万人の韓国に住む登録外国人は約90万人。外国人労働者と国際結婚の増加を背景に、10年間で約5倍に増えた。特に農村部では4割が国際結婚だという。昨年7月には在韓外国人処遇基本法が制定され、国主導で制度作りが進んでいる。

 04年8月には労働力不足や外国人の不法就労者増加への対策として、外国人に最長3年の労働を認める雇用許可制度を施行し、単純労働者の受け入れを開始。日本の研修技能実習制度にあたる産業研修制度は、低賃金などの差別待遇が社会問題化して廃止された。

 一方でヤン教授は「韓国では地域経済振興が重視され、外国人の社会適応の取り組みは遅れている。日本の方が暮らしやすいと思う」とも指摘した。【秋山信一】

毎日新聞 2008年10月6日 地方版

(以下、朝鮮新報から転載)
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愛知中高で外国人県民あいち会議 「朝鮮学校は立派だ」

愛知中高で行われた外国人県民あいち会議

 2008年度外国人県民あいち会議が9月27日、愛知朝鮮中高級学校で行われた。

 会議は、国籍や民族の違いにかかわらず共に安心して暮らし活躍できる地域社会、多文化共生社会づくりについての意見や提案を聞く場として、それらの声を愛知県が行っている「多文化共生推進プラン」に生かす目的で8月に発足。2回目の会場として愛知中高が選ばれた。

 会義では、愛知県多文化共生推進室の中西章二室長があいさつし、今後の協議テーマの検討と具体的協議、ニュースレターの内容の検討などが行われた。

 会議に参加した安城市にあるブラジル人学校のパウロ・ガルブオン校長は、「朝鮮学校が非常に立派なことに驚いた。朝鮮学校を見習って私たちも立派な学校をつくっていきたい」と述べたほか、豊田市のブラジル人学校であるパウロ・フレイレ地域学校のクラウジオ・ダ・シルバ校長も「生徒のすばらしい歌声に感動した。朝鮮学校は外国人学校の模範。相互交流を進めてぜひ『外国人学校協議会』を発足させたい」と意欲を語った。

 会議の委員長である愛知朝鮮学園の文光喜理事長は席上、10月12日に行われる愛知中高創立60周年祭典に参加者たちを招請した。

 会議に先立ち、愛知中高の黄判坤校長が参加者らを出迎えたほか、合唱部の生徒らが朝鮮民謡などの歌を披露した。

 愛知県には現在、約22万人の外国人が暮らしており、東京についで2番目に多い数となっている。人口比率では3.02%でもっとも高く、義務教育年齢にある外国人子弟約1万5000人のうち、公立学校に通っているのは8000人、外国人学校に通っているのは約2600人となっている。

 愛知朝鮮学園では、愛知県が進める「多文化共生推進プラン」の中で、朝鮮学校に対する支援が強化されるよう、多文化共生事業に取り組みながら民族教育をアピールする場をつくる努力をしている。【愛知朝鮮学園】

[朝鮮新報 2008.10.6]

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