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美濃加茂市、住みよさ全国7位 快適環境都市基盤が安定

2010-07-12 09:13:37 | 多文化共生
(以下、中日新聞【岐阜】から転載)
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美濃加茂市、住みよさ全国7位 快適環境都市基盤が安定

2010年7月11日

市の「顔」とも言える美濃太田駅。駅周辺の活性化はまちづくり課題の1つ=美濃加茂市で
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 東洋経済新報社が発行する「2010年版都市データパック」の住みよさランキングで、美濃加茂市が全国787市・区部のうち7位に入った。川や山の自然は美しく、車があれば買い物にも困らないが、駅前商店街は空き店舗も目立ち、正直「そんなに上位?」との印象も。順位の理由を探ってみた。

 「光栄な結果。データを細かく見ると、市の特徴も知ることができますよ」。順位について尋ねると、渡辺直由市長は笑顔を見せた。それもそのはず、09年版で全国1位だった本巣市が9位に下がり、7位の美濃加茂が県内トップに。なお近隣では可児87位、関285位、郡上624位、美濃663位だった。

 順位は「安心」「利便」「快適」「富裕」「住居水準」の5区分、14指標で決まる。美濃加茂の場合、新設住宅着工戸数(2位)や都市公園面積(55位)、介護老人福祉・保健施設定員数(37位)などで高評価を得た。

 同市行政経営課によると、中部台の土地区画整理事業に伴う住宅団地開発などで、市内の住宅着工戸数が伸びたことが背景にある。都市公園面積には、広大な「平成記念公園日本昭和村」が寄与。定員100人前後の老人施設も複数あり、順位を押し上げたようだ。

 人口1人当たりの小売業年間販売額も、148位と上位に入った。美濃加茂では昼間の人口流入が夜間を上回っており、「加茂郡などから美濃加茂への通勤や高校通学、買い物に訪れる人が多く、人や物の動きを活発にしているのでは」と市の担当者は話す。
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 なお住みよさ指標には含まれないが、市内に本社がある上場企業は1社、未上場有力企業は0社。建物火災、交通事故、刑法犯認知の各件数を人口割で算出した「安全度」が、09年版で645位(10年版は算出なし)となるなど気になる点もある。だが、大半の指標で平均を上回り、安定した都市基盤をうかがわせた。

 ただ、主に外国人労働者の増加が支えてきた同市の人口は、リーマンショック直後の08年10月の5万5677人をピークに、現在は500人ほど減少。転入・転出人口比率などの指標で、今後の順位に影響を及ぼす可能性もある。

 「ランキングは限られた指標で決まり、すべてではない。住んで良かったと思ってもらうことが大事」と市の担当者は語る。加茂郡町村との定住自立圏構想も進む中、住みよさが今後どう具現化されるか注目したい。

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