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不就学外国人に居場所 真岡市施設でボランティア

2010-01-25 11:56:54 | 多文化共生
(以下、読売新聞【栃木】から転載)
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不就学外国人に居場所
真岡市施設でボランティア

 学校に通っていない外国人の子どもたちに「居場所」を提供する事業が、26日から真岡市でスタートする。週1回、日本語や日本文化を学んだり、ゲームをして遊んだりして過ごす。運営の中心となるボランティア団体「チーム絆(きずな)」の山口由恵(よりえ)代表(56)は「犯罪に巻き込まれる心配もあり、大人に見守られているという安心感を与えることは外国人の子にとっても大切」と話している。

 事業の名は、ポルトガル語で「みんなの家」を意味する「ノッサカーサ」。市の施設「市民活動推進センター」(同市田町)の会議室で、毎週火曜の午後1時~6時に開く。対象は小学生以上の外国人で、ブラジル人が多くなるとみられるが、外国人であれば国籍は問わない。また、学校には通っていても、日本語での意思疎通ができないために、学童保育へ通えない子も受け入れる。

 チーム絆のほか、市内で日本語教室を開いているボランティア団体や宇都宮大の学生ボランティアなどがスタッフとして参加し、市国際交流協会が通訳を派遣するなど支援する。センターから遠い子には、スタッフが車で送迎することも検討している。

 外国籍の子にとって小中学校は義務教育でないため、学校に通わない子が少なくない。市安全安心課によると、昨年2月時点で、学校に通わずにいる6~15歳の外国籍の子が市内に約90人にいたと推定される。その上、昨年末には不況の影響で市内のブラジル人学校が閉鎖。県外のブラジル人学校や市内の公立校へ転校したり、母国へ帰国したりした子のほかは、学校に通うことをあきらめる子が新たにでた。このことが、山口代表に事業を始めさせる契機になったという。

 利用料は保険料含め1回100円。山口代表は「週1回では少ないが、まずは始めることが大事と考えた」と話している。
(2010年1月24日 読売新聞)

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