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岡崎のNGOが交流型英会話スクール-外国人と会話通じ多文化共生広める

2013-11-12 16:18:15 | 多文化共生
(以下、岡崎経済新聞から転載)
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岡崎のNGOが交流型英会話スクール-外国人と会話通じ多文化共生広める
2013年11月12日


岡崎のNGOが交流型英会話スクール-外国人と会話通じ多文化共生広める
ネーティブ講師と英会話を楽しめる。「外国人が暮らしやすい街になれば」と長尾さん

 国際交流NGOの「Viva(ビバ)おかざき!!」が英会話スクール「Viva World Language School(ビバワールドランゲージスクール)」を開設。11月9日、岡崎市図書館交流プラザ「りぶら」(岡崎市康生通西4)で1回目のレッスンを行った。ボランティア団体から持続可能なソーシャルビジネスへの転換を目指す。

代表の長尾さん

 同スクール想定受講者は日常英会話ができるレベルが対象。2人のネーティブ講師と少人数ディスカッション中心の2時間レッスンを行う。会話が途切れたり意味が通じにくい場面があったりすると同NGO代表の長尾晴香さんも講師としてサポートする。受講料はNGOの活動資金に充てる。

 「会話のテーマは多文化共生。日本ではやっている音楽やゲームの話をしたり、日本に来て驚いたことを聞いたりしながら実践で英会話を身に付けてもらう」。受講者は感想リポートの提出や自習状況の報告も求められる。「『英語でちょっとお話ができて楽しかった』ばかりでなく勉強もしてもらいたい。スクールですから」と長尾さん。

 同NGOは岡崎で暮らす外国人と日本の交流を目的に2010年9月に設立。代表の長尾さんは会社員をしながらボランティアをしている。「2008年の豪雨で岡崎が大水害に見舞われたとき、日本語の災害情報しかなく言葉の分からない外国人は避難方法などとても困っていたと知り、彼らをサポートしたいと思いNGOを設立した」と話す。

 「いろいろな公共施設があっても利用方法を知らなかったり一人では生活に不自由なことも多かったりする。そのような外国人たちをイベントに誘うなどして交流を深めていく」とも。パーティーを開いて触れ合う場を設け、外国人に日本での暮らし方や文化を教えることなどで、日本人に外国の文化を伝え興味を持ってもらうなどの活動を展開する。

 さらに活動を広げるためボランティア団体から持続可能な「社会起業」への転換を目指し、岡崎ビジネスサポートセンター「Oka-Biz」(康生通西4)の支援を受けた。英会話スクールの収益を上げるとともに、受講生の会話力が向上することで外国人への支援につながることも期待している。

 「今後中国語、ポルトガル語、スペイン語などのコースも開講する」と意欲を見せる長尾さん。「岡崎市には約1万人の外国人が住んでいる。言葉の壁を越えて、文化・習慣の違いに配慮できるコミュニケーション力を持った人材を増やし、岡崎を多文化共生の街にしたい」

 講座は、4カ月間で全10回のプログラムになっており、レッスン6回のほかボランティアワーク3回の参加と、受講生が主体となってソーシャルアクティビティー1回の実施もする。開講日時はホームページで確認できる。

 レッスンの会場は主に「りぶら」内の会議室を利用するほか、竜美丘会館(東明大寺町)などほかの施設を利用する日もある。ボランティアワークやソーシャルアクティビティーの時間や場所は異なる。「12月のボランティアワークでは城南小学校(城南町1)で災害時通訳ボランティアの講座に参加してもらう」

 受講料は月額で一般=1万円、会員=9,600円。同NGO正会員年間1,000円か賛助会員一口3,000円で会員割引になり、4カ月分一括払いで月額9,500円になる。

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