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第14節 岐阜戦

2014-06-03 00:21:56 | ファジアーノ岡山
 調子が上向きのファジアーノ。対する岐阜は決して強くは無い。ただなぜかホームでの相性がとことん悪い。以前も見に行った試合は最低の内容だった。今年はラモスに変わって全く別のチームになったので逆にやりやすい可能性もある。まあ名前でチームを作り出したらロクなことはない。特にスポンサーのために行った強化はクラブ崩壊のリスクと背中合わせだ。

     清水
   片山  妹尾
三村 上田  島田 田中
 田所  後藤  鎌田
     中林

 連戦が終わり先発がどうなるか気になるところだったが、ある意味「控えメンバー」だったセットが主力を蹴落とした感じだ。特に田中、三村、妹尾、片山、と、この連戦で力を発揮した選手が占めた。

 試合はここのところの調子の良さが継続しており、序盤から試合を支配し早い段階で先制した。ここまでは文句なしだった。文句があるのはその後だ。先制した後も試合は十分に支配していた。ただ支配できすぎた。得点の匂いがプンプンする状態。見ているほうはそれでいいのだが、やっている方もそうなってしまった。すぐに点が取れそうなので、ある意味手を抜いて簡単にゴールを狙おうとしてしまった。こんなことが言えるくらい調子が良くなったのは収穫だが、こういうところで確実に点を取る力が欲しかった。

 この日目立ったのは上田。攻守に文句なしだった。特にボールが無いときのフリーラン、ポジショニングが本当にすばらしい。正直岡山に来るまでここまで動く選手だとは思っていなかった。逆にファジアーノの他の選手の動きが少なすぎるとも言える。ボールを持ったときやカウンターするとき、されるときには動くのだが、遅攻の時に動きが少なかった。それを叱咤するような上田の動きは本当に一つレベルの上の選手という感じだ。それに思ったより体が強いのも驚きだった。J1は本当にレベルの高い場所なんだろう。

 試合は後半も岡山ペースだった。そこで上田の右足パスから押谷がゴール。ホントに上田は右足が使えないんだな、と思わせるパスだったが妹尾が良く反応した。股抜きを冷静にできた押谷も素晴らしかったが。
 終盤染矢を入れて守備のバランスが崩れてかなり危うかったが、それでも上田が落ち着かせられる強みが岡山にはあった。これまでの危うい終盤とはちょっと違っていた。

 という2-1の試合。順位もとうとう7位。上田一人に目が行くが、両WBの推進力もこの好調を支えている。この日サントスを完全に上回った田中は縦、中ともに積極的に仕掛けチャンスを作っていた。三村は正直今季残留さえ危ういと思っていた選手だったが、この数試合で一気に自信をつけた。ドリブルの姿勢も良くなったし、周囲が見えるようになったのはかなり大きい。この両WBが1対1で勝てるので相手に部分的な数的不利をつくり、守備のバランスを崩せるようになったたので、前3枚に少しスペースが生まれるようになった。
 あとはボランチとバランスを取りながら1試合通してプレーできれば、正直対戦相手には嫌がられるチームになるだろう。と、気分良く勝手に採点。

清水(5.5)今日は少し雑だった
片山(6.0)得点こそ無かったが良さは出せた
妹尾(6.5)2点に絡む活躍
三村(6.5)相手サイドを困らせた
上田(7.0)MOM。このレベルだと文句を言えない。
島田(6.5)高い位置に顔を出せるのが強み
田中(6.5)サントスが攻撃できなかった
田所(6.5)時折ポジションを迷ったが力強いプレーが多かった
後藤(6.5)この状態で得点まですれば文句無い
鎌田(6.5)CBで良さが生きるようになった
中林(6.5)相変わらず危ない場面を守りきる

押谷(6.5)これから更に期待したい
石原(5.5)相変わらずシュートだけは…
染矢(4.0)岐阜相手にこれでは

影山(6.5)
 この日は監督としては楽な試合だった。1失点無ければ最高だったが、あの失点は織り込み済みのようにも感じた。


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