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忌野清志郎とがん

2009-05-05 23:55:17 | 医療・福祉
忌野清志郎ががんで亡くなったとのこと。
特別な想いがあるわけでもないのに,有名人が死んだだけで話題に取りあげるのは,その人の死を消費しているような気がして,不謹慎な気がするので,普段は書かないのですが,清志郎の2年半前にがんで治療を始めた時期は,わたしががんの治療を始めた時期とほとんど同じであり,当時のわたしにはものすごく関心が高いことだったので,今回亡くなった事については,いろいろ思うことがあります。わたしは清志郎については特に強いファンというわけではありませんが,わたしが音楽をやっていた時代には人気があったため当然何曲も知っている曲があります。とはいえ,音楽の話は置いておきます。
わたしの記憶では,清志郎は二年半前に喉頭がんが判明して,治療のため休業しました様に覚えてます。たしか当時のニュースでは,手術はせずに放射線治療との事でした。抗がん剤を使ったかは知りません。喉頭がんの各ステージの標準的な治療をわたしは調べてませんが,当時のニュースを聞いて,手術をしないのは,手術をできないくらい進んでいるということなのだろうか?と思いました。それとも歌が歌えなくなることを嫌って,手術をすれば治るのにしなかったのだろうか?とかそういうことも思いました。ただ,当時そういう不吉なことを言う人はネットにもメディアにもいなかったので,あえてそういう考えはわたし自身も封印し,治るのを願ってました。ただ喉頭がんが果たして外科手術をせずに治るものなのか?という疑問はずっとありました。一時期回復してステージ活動を行ってましたが,本当に治ったのか?という疑問はずっとありました。
がんにもいろいろあるかとは思いますが,進行性のがんで,手術をせずに全快(緩解)したという話は,めったに聞きません。抗がん剤が効いていて,5年以上通常生活をしている人は,ネットで見かけてますが,そういう人も結構稀な気がします。放射線治療が外科手術並みに効果があるものなのか?というのは,良くわかりませんが,清志郎が外科手術をせずに放射線で治療をすると言った時に,医者は治りますよといったのだろうか?,それとも切れないので延命として放射線治療をしましょうといったのか,どっちだったのでしょう?。それはずっと引っかかってました。
がん治療に入ったとき,また清志郎が復活ライブを行ったときに,ファンは全快を期待,信じていたように見えましたが,わたしは,そんなことがありえるのだろうか?とずっと思ってました。でも,もし本人は全快のあてがないことを知っていても,それを黙っている以上,もちろんファンも全快を信じ,復活を喜ぶものなのでしょうか。
清志郎ががんの治療をはじめるとき,確か「ブルース」とか言っていたように思います。それはどういう意味だったのかなぁ…。昔20年前くらいでしょうか,清志郎が当時,雑誌のインタビューでミックジャガーが健康のためにジョギングをしてることを批判してるのを読んだことがあります。ロックミュージシャンが健康に気を使ったりするなよ,みっともない,みたいなニュアンスでした。ロックはいつまでもアウトローでないといけない…そういう生き様自体がロックだ,みたいな感じでした。
その後?清志郎は父親になって,父親らしい側面を見せながらも,反社会的なパワーは持っていたように思います。でもそこには子供のために健康に気を使い長生きをしよう…という生き様じゃなかったのかな,清志郎が言ったブルースは前向きな言葉だったのか,実はそうじゃなかったのか,良くわかりません。
そんなことを思いました。いつかはこういう日が来るかな…とは思ってましたが,もし彼が全快したら,わたしにとってもすごく励みになると思っていたのもあり,やはり亡くなった事は,すごく残念なことでした。
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