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麻生首相を想う

2009-09-01 21:41:11 | 時事
極東ブログさんが麻生首相へ送る言葉を書いていた。共感した。とうわけで折角なので私も麻生さんへの想いを少し書く。
麻生さんを知ったのは?というか意識したのはいつだろう?。小泉内閣で役どころをやっていたくらいだろうか?それともそれ以前にマンガ好きの政治家として知っていた気もする。最初は漫画好きなのはそのとうりだろうけど,萌えマンガを読んでいたという噂については,人気取りのために利用してるだけでは?とか思っていた。まぁどうでもいい話。
わたしは当時の小泉首相を支持していたので,路線の違う麻生さんを総裁選の時に応援したりはしなかったのだけど,小泉さんが総裁を辞めたときに次は麻生さんでいいと思った。路線は違うのだけど,行き過ぎた小泉改革を少し戻すにはいいかもしれないし,それよりも他の総裁候補に比べ政治家としての胆力がある様に感じた。ところがどういう読みか次の総裁は安倍さんになった。とはいえ,どうなったかはご存知の通り。このときの選挙ではわたしはあまり安倍自民を応援しなかったけど,これは後のネジレのことを考えると,わたしは少し浅はかだったかな?と思っている。
その後は福田さんになったけど,それもどうなったかはご存知の通り。ただし福田さんはわたしはもう少し胆力のある人だと思っていたので,福田さんが総裁になった時は賛同した。だがこの読みも誤った。
安倍福田と政権をポンポン投げ出したのをマスコミも当時の民主党も批判していたわけだから,次の首相は政権を投げ出さない人が望まれるのか?と思いきや,次の麻生さんは解散しないと責められた。まぁ当時から解散したら議席を増やせるという読みが民主にあったからだろうけど。
麻生さんは総理になりたかったという想いもあったのかもしれないけど,完全に敗戦処理の総裁として総理になった様に思う。わたしはかっこいいなと思った。政策的にはすべてを賛同できるわけではないけど,前向きで,国民を元気付けようとする姿は経営者的な感覚に思え,わたしには国を引っ張るにはふさわしいと思った。あと個人的にはマスコミをコケにする姿も好きだった。
だがマスコミにとっては扱いにくい総理だったのかもしれない。首相になって早々に批判された。最初は金持ちということで批判された。そのうち漢字の読み違いで批判された。ずっとそれが続いた。定額給付金とか高速道路の件は始まる前はいろいろ言われたけど,やった後は誰も批判しなかった。政策は何も間違ってなかったんではないか?。金持ちとかいい間違いとか,それが総理にふさわしくないという論理をわたしは理解できない。だから何故ここまで麻生さんが嫌われたのかよくわからない。麻生さんを嫌う人は単純にマスコミにのせられてる様にしか,今でもわたしには見えない。ついでに書くと小沢さんもマスコミ嫌いだから早々につぶれたのか?とかなり強引な陰謀論が頭をよぎったりもする。
わたし自身がマスコミの言うことを素直に信じられないからだけど,そういうつまらない中傷を除くと,麻生さんは優秀な総理だったと素直に思う。就任直後の経済危機にも迅速に対応し,それなりに成果を残した。語る言葉はいつでも前向きだった。なによりマスコミのあれだけの中傷に自分を見失わない強さを感じた。短命な総理だというのはなった時からわかっていたがあえて貧乏くじを引いた。わたしはそう思う。
誰かが慶喜を挙げていたけど,後年麻生さんが再評価されるときはくるんだろうか?。
今回の政権交代を,民主主義だと喜ぶ人も多いけど,わたしはマスコミがバランスの悪い報道を流して起こった政権交代を民主主義だとは思わない。だが,国民が選んだことには違いない。4年前の小泉首相の圧勝がそうだったように。今は新しい鳩山さんを見て国民の選択の行く末を見守るしかないのだろう。不安と期待と両方ある。
最後に一言,麻生さんはとてもカッコよい最後だったと思う。
コメント
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