たろの日記ページ,gooブログ版

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「超人」としての親

2009-02-04 21:49:04 | ココロ
この間の日曜,TVの「目が点」で節分の話をやっていて,小さい子供がいる家では,父親が鬼を追い払うと,尊敬されるという話をやってました。鬼を追い払ったら「強い人」として父親を挙げていたけど,その前はTVのヒーローを挙げていたのが,ちょっとほほえましいというか,逆に豆まきしなかったら,子供は父親を強いと思ってないのか?(^^;),とか少し思ったりも。
先日ネットの匿名日記の中に,父親が子供に対して威厳を失う行動というのが書かれていたのを読みました。まぁそうだろうなという内容でしたが,子供の前でこういう行動をするのか,と思ったりもします。でも子供というのは,親をよく観ていて,大人だったら見逃すような,親の行動の一貫性のなさに気づいたりするものです。わたしも子供の頃に,親の言うことが言うたびに少しずつ変わっていたりすると結構反発を覚えました。大人だったらたぶん気づかないような些細なことだったかもしれません。
そういう意味では親というのは子供に対して反面教師になりやすいものかもしれません。子供に厳しく言うのは,子供にちゃんとした大人になってほしいからですが,その内容と,自分の行動が違っていれば大抵子供は気がつきます。「大人だからいい」と言っても簡単には納得しませんし,他人を批判していて,自分がちゃんとできてないとやっぱりそれは矛盾だったりします。
とはいえ,大人からすると,大人といっても人間,そんなにしっかりした人ばかりではありません。結婚するまでいい加減だった人が,子供ができたら急に考え方が変わって立派になろうとするのはものすごく良く見る光景ですが,そんな付け焼きが刃こぼれしないわけもなく(苦笑)。
大人だって一人の人間,そんな立派に生きられるものでもないでしょう。そう思うと,自分の親に対してたいして腹は立たないのですが,そう思えないのは逆に親離れできてない証拠の様な気もします。
わたしの場合,父親に対しては,尊敬というより反面教師的(わたしが親から一番受けた反面教師的教訓は,「ごめん」と「ありがとう」いえない大人にはならないということかもしれません)になった面と,一方で自分も似てるなぁと思ってしまう面があったり,そんな感じです。高校を出るとすぐに別居したので,それ以降ほとんどぶつかる事はなくなりました。最近は歳を取ってわがままになったり,情けなくなったり,言動に一貫性がなくなったり,そういう面が強く出るような気がしてますが,それはむしろ元々がそういう人間であり,わたしの父親として行動していた頃が,がんばっていたのかもしれないと思うと,少し微笑ましくも思えたりします。
人間はそんなに立派な生き物じゃないと思うけど,子供の前では立派であろうとするし,子供にとって親は絶対的なものだから,親には立派な「超人」であってほしいのでしょう。だからそうじゃないと,子供は親に失望しまします。
というわけで,世の中に文句ばかり言うと,子供から観ると相当失望されますよ:-p。
コメント
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